週頭から少しづつ体調を崩しておりましたが、それに伴い食事の量が激減しており。ふとした時におにぎりなんかは摘んではいるのですが、気のせいかお腹の贅肉が少し減ったような？妻に報告すると”何となくそんな気もするなあ？”とのことでしたので。やはりダイエットの基本は食べないこと！それは事実でしょう。まあ、直にリバウンドしてしまうのでしょうが・・・・。
さて、昨夜もやはり穏やかにゆっくりと。ただ、楽しきお話をされるご常連のゲストの皆様にしばし体調を忘れて。
・Ｇｅｖｒｅｙ Ｃｈａｍｂｅｒｔｉｎ Ｖｉｅｉｌｌｅｓ Ｖｉｇｎｅｓ’９２ Ｊｅａｎ Ｌｏｕｉｓ Ｔｒａｐｅｔ
・Ｃｏｕｄｏｕｌｅｔ ｄｅ Ｂｅａｕｃａｓｔｅｌ’９７ Ｃｈａｔｅａｕ ｄｅ Ｂｅａｕｃａｓｔｅｌ
・Ｃｈａｔｅａｕ Ｌａｂｅｇｏｒｃｅ Ｚｅｄｅ’９３ Ｍａｒｇａｕｘ
名古屋からのマダムは、同業者さんにもあたり。ワインのセレクトに関しては、うん？と言う感じもありますが、まあよしとしましょう。
シャンベルタン村では個人的に一番好きかもしれません、この造り手。先日も’９６でしたがやはり果実味の中に緻密な酸がしっかりとあり後半の余韻の伸びが素晴らしく。
大方の予想ではそれはヴィエイユ・ヴィーニュとは言え’９２ですので、やはり繊細さをお楽しみいただくもの。１本目には入り込み易いボトルで。
ボーカステルのセカンド、ヴィンテージの違いをここまで感じさせられるワインは中々。’９６と’９７の手持ちがあるのですが正直’９７の正に今の飲み頃を感じさせられます。威厳を誇示する’９６はもう少し待ちましょう、そしてややチャーミングながらもローヌの妖艶さを漂わす、言わば意外に若かったんだ！と言ったお姉さんのような。
いつものドクターは今宵は、素敵な方をご紹介いただき。ドイツの音楽学校の講師と言われておりましたが、おそらく京都でもお顔は広い方かと。うーん、珍しくグラスの流れでしたが後半のマルゴー村のブルジョワの熟成に結局ボトルになることに。徐々に洗練された女性的なスタイルに変化していくあたりはワインもオーケストラの如く調和が問われるものと。
感傷に浸る過去の音源によるＣＤを聞かせていただきましたが、こちらもまた思い出に涙される瞬間かと。
あ、鯖寿司ご馳走様でした。
Ｓｏｍｍｅｌｉｅｒ Ｒ．Ｉｍａｍｕｒａ
