Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

白ワイン

本日のお昼間は、お茶屋さんに売掛の回収に。流石にお天気も悪いながらも祇園街南側は観光の方でいっぱいで。あんな通りを車で通る方が悪い気持ちにもなりますが、確かに街並みと風情は別格だな。それでも、お伺いしたところあるバーさんの家賃が90だとお伺いしたこともあるので 高嶺の花だな。それにしても、それでも収支が合うとは信じられない・・・・・。
で昨夜の白ワインは
・Chassagne Montrachet La Romanee’99 Fontaine Gagnard

相変わらず6月もゆっくりと進んでおりますが、こんなことではいけません!
前半には久々の方からのご予約で昔話もございましたが、やはり祇園街にはまだまだ 沢山の長い歴史をお持ちのお店が。
ここのところ、お料理のメニューをA4の1枚に収めていたのですが やはり対応が可能なものに関しては書き込んでおこうと以前のようにA4を2枚の見開きに戻しました。
やはり前菜はお任せで生ハム関係の冷たいお料理に 芽キャベツアンデスポテトのバニャカウダ そして牛ほほ肉の赤ワイン煮 ここまでは リピートの多いラインナップかな。〆に蟹のトマトクリームのリングイネもございましたが、やや年配のお二人にしてはお元気な食べっぷりと思われ。
最初はシャンパーニュと行きたいところですが、梅雨場のジメジメの気候にそろそろビールをどうしてもの方もおられます。展開としては流れは逆ではありましたが、ジョセフ・ロティのマルサネ’98が大分しなやかさも感じられるグラスワインの残り分でも。昔は重たいボルドーやカリフォルニアを好まれていたママさんでもありましたが、お好みに変化もございましょう。
そしてパスタを考えながらもじっくりと呑み込む、白の銘醸ワインのフォンテーヌ・ガニャールのラ・ロマネ。このプルミエのネーミングはどうしてもあのグラン・クリュを思いだしてしまいますが、ヴィンテージ’99は先日のショパールのムルソー同様 熟れた蜜のニュアンスが綺麗に出てきており。
勿論この格上のプルミエは、より贅沢なゴージャス感を振り撒きます。
季節がらかな?白づいているような気もいたします。

                Sommelier R.Imamura