Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’94’82’78’78’53

本日のお昼間は、完全にジムに行く気力は無かった・・・・・。1:00頃まで寝てしまったのも致し方ない昨夜の素晴らしい晩だったから。
で昨夜の極上は
・Dufour Collection Prevee Yves Dufour’94
・Cote de Nuits Villages’78 Coron Pere & Fils
・Chateau Feytit Clinet’78 Pomerol
・G.H.Mumm Cordon Rouge’53
・Philipponnat Reserve’82

完全に読書に没頭する晩になっておりましたが、深夜のお電話は久々のムッシュから。今年に入ってから未だお顔を拝見出来ていなかったのも残念な限りではありましたが、久々の時間は楽しきひと時で。
ご予算とワインの本数を何時もながらご指定いただきましたが、実際には3:00スタートでしたので気が付けばの時間でもあり。
先ずは、様子見のシャンパーニュは’94のデュフォールのピノ・ノワールのブラン・ド・ノワールですね。やや厚みも感じさせますが 軽快な感じのエレガンスには至らないところがこの造り手のイメージかな?変化球としても面白味が。
ここからは、やや意地悪にもブラインドで。それは、以前僕の部下でもあったソムリエがご一緒だったこともあり。ブルゴーニュボルドーの’78が揃いで出てくるとは思わないでしょう。
優良なコロンのヴィラージュですが、ヴィンテージが想定出来なければ近づけない銘柄でしょうか?
ポムロールのこのシャトー、実は初体験で。以前、ご紹介した書籍の”幻のワイン100”と言う世界的なコレクターの彼が所有するシャトーのもので。やはり、こう言った銘柄も試してみたい願望があります。しかも’78でしたら、そのポテンシャルも判断しやすいヴィンテージでも。
個人的にはどちらもしなやかに熟れた流石の’78で。失礼ながら、ブラインドでは難しいかな。でも、’90年代ではないでしょう・・・・・。
〆のシャンパーニュと思っておりましたが、結局ご予算から外れる銘柄を。ただ、選択肢の中で最終決定はご本人のご指示でしたので・・・・・。
偉大なヴィンテージのマムですよ、比較的理解が可能なこのカサブランカなのですが やや下降線を描きながらも その甘美な甘みは綺麗なノスタルジーを。色々なコメントも求められますが、出会うことだけでも希少なものかな?もちろん、味わいも優雅なもので。
そして、まだまだ話は終わらず結局本数も予定を超えて。’53の後には難しいのですが、’82のフィリッポナのレゼルヴを。明らかに若さを感じてしまうのは流れの為ですが、そう感じるのも逆に’53の素晴らしさが改めてなのでしょう。本来であればこの’82も極上の熟成を表現するのですが。
そしてこの時点で、紫煙も5本あげられており。店内の香りも支配されておりましたが、先のソムリエの彼が帰りましょうと言ってくれたお蔭でその時間を知りました。8:00か、久々でしたね。まま、以前は10:00もあったからな。
ご予算が倍になってしまい、申し訳なく・・・・・・。

              Sommelier R.Imamura