Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’03’03’00

本日のお昼間は、完全にゆっくりと。まま、世間も そんな感じでしょうが 忘れていたソムリエ協会への振り込みを済ませに。
やはり と言いますか 稲荷の街道沿いは 他府県ナンバーも沢山の渋滞が。明日の元日も そうでしょうが 今年は伏見稲荷さんは 本当に大変な人出だろうな。

そして本日で、今年の営業収めを。お蔭様で 今年は10年以上お世話になった縄手通りの店舗から 東大路の角に移転をさせていただき。非常に 大変でしたが色々な人生勉強が出来ました。
また、変わらぬお付き合いを いただける顧客の皆様のお蔭で 辛うじてではありますが何とか年を越せそうです。改めまして 顧客の皆様には心より感謝を この場をかりまして。そして、来年も 変わらぬご愛顧を心より!

で 昨夜の年末の顧客は
・Chateau Beaumont’03 Haut Medoc
・Lanson Noble Cuvee Blanc de Blancs’00
・Nuits Saint Georges’03 Philippe et Vincent Lechenaud

年末になると思い出したように お越しいただけるのも 男性陣も1年のお話が沢山。30代の前半の彼らには、色々な彼らなりの苦悩も有られるものでしょう。それでも、やはりこの時期にワイングラスを傾けることが出来るのも とても幸せなことかと。
オー・メドックの優良なシャトーの ひとつのボーモン。以前、訪問も叶ったシャトーですが このヴィンテージは流石の出来で。明らかに このシャトーのものの中でも濃い味わいが はっきりと。
チョコレートの香りも感じさせながら その中に過度な味わいに陥らない洗練されたスタイルでもあり。
2本目は、お勧めのシャンパーニュを。今回、入荷された6本の手持ちと言うのもありますが 年始にお勧めの’00のブラン・ド・ブランのノーヴル・キュヴェ。流石の自信に満ちたネーミングだけあり やっと熟成感が現れ始め林檎の蜜のニュアンスが。大切な人と飲み込みたい高貴なシャンパーニュ
〆は、体調を崩されていたマダムが。それでも早い復帰は若さが為せるものかと。個人的には、ヴィンテージを揃えてみると やはりこの’03ヴィンテージの 焼けた猛暑の年がはっきりと。酸の円さが ピノ・ノワールの果実味を 増幅させます。病み上がりに 優しく寄り添う ブルゴーニュが やはり心地よく。
ささ、大晦日 今夜も通常営業ですが 個人的な お疲れ様のシャンパーニュでも飲みながら 雑踏の八坂神社への初詣の人混みを見下ろしますか。
Sommelier R.Imamura