Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

Cristal’74

休日の地蔵盆は、ほんの僅かなお手伝いで終了いたしましたが、申し訳なかったかな?まま、ですが今年の会長さんは段取りも良かったみたいで流石です。
そして夕食後にまたまたカブトムシの巣に長男と行ってみたのですが、やはりと言いますか小さなクワガタだけで。先週末から随分涼しくなっておりますので、まだまだ残暑はあるでしょうがもう秋の気配が見え隠れしはじめましたね。
で先週末の極上のシャンパーニュ
・Chateau Marquis de Terme’98 Margaux
・Cristal’74 Louis Roederer
前半からお越しのドクターのご夫婦もかなり久々だったな。半年ぶりくらいだよ。そんなお話もございましたが、先生の医院も色々のようです。以前は自宅界隈で、移動の診療をされているお車をお見かけいたしました。宇治の先生ですから、この時もお元気にされているのが解ったので良かったですが世間の景気はどうなんだろうな?今日も取引先の業者さんでレンタルおしぼりをお願いしている老舗の会社からお願いのお手紙が添えられていましたが・・・・・。ご多分に漏れず僕も今月もお支払いに切迫し始めましたが。
ハーフをご夫婦で、くいっと飲み込まれ。マルゴー村の優良なグラン・ヴァンのマルキ・ド・テルム。’98のハーフは、強さも残しながらも嫌なタンニンの角は綺麗に削ぎ落とされております。その後のバタバタでお相手が全く出来ずに申し訳なく。
お待ち合わせで、お越しのお姉さんでしたが律儀なお人柄が見え有り難く。お忘れじゃないかな?そんな懸念もあったのですが、来たで!そんな台詞もぴったりでしたがお約束の8月内のお越しに安堵いたしました。中には本当にご連絡すらいただけていない顧客の方もおられるので、この辺りも本当にお人柄を。
そんなお約束の極上のシャンパーニュのクリスタルの’74。ヴィンテージ・シャンパーニュの’74は個人的にもデューツとこのルイ・ロデレールにそして今回が3度目です。ほとんど造られていないでしょうが、この極上の造り手の最上のキュヴェが造られておりました。そしてお渡しするべく意味のある、今月のお誕生日だったこの年にお産まれのママさんのところへ。泡は完全に儚く消えておりましたが、優雅なシェリー様の琥珀色の液体は僕にはどんなお酒よりも美味しい特別なものかと。

      Sommelier R.Imamura