Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’90’76’74

本日からは魔の週末と言いますか、地域の地蔵盆で。まま、今年は我が家は約に就いてはおりませんので僕は参加が促されず。ただ、子供たちはもちろん妻も出ずっぱりで・・・・。幾分、雨のおかげで過ごしやすいようにも感じられますが疲れるだろうな。
ちなみに出がけに、今年もまたまた金魚すくいでゲットされた小さな小さな金魚が沢山我が家の玄関に泳がされていた。今年もおそらくは、弱った金魚でしょうから これもまた情操教育なのでしょうか。
で昨夜の深夜に救われたようなグラン・ヴァン
・Charmes Chambertin’90 Camus Pere & Fils
・Chateau Grand Puy Lacoste’74 Pauillac
・Gevrey Chambertin’76 Camus Pere & Fils

激しい雨のお陰で後半まで残念な展開。ひょんなことからお越しのゲストは、久々のようでしたが最初からカウンターの後ろのソファーで微妙な展開でした。小瓶ながらエビス・ビールがございますが、6本飲んでいただけたのは ままですがワインバーとしては考えさせられます。もちろん、葡萄が原料のお酒以外の手持ちはこのビールだけですが。
深夜の7名様のカウンターの貸切は、本日がお誕生日本番のお姉さんから。おそらくは少しでもゆっくされたいでしょうが、お越しいただきしっかり飲み込んでいただけ非常に有り難く。
ブルゴーニュボルドーを1本づつからのスタートで、リクエストはアンリ・ルブルソーのマジ’95でしたがこれは持ち出しがやや困難で。ですのでお勧めで’90のカミュのシャルム。若さが主張は致しますが、柔らかいシャルムは比較的愛らしく楽しめるもの。
ボルドーは、先に若いグラン・ピュイ・ラコストを今宵は飲まれていたそうで。ですので’74をリクエストで、こちらは必死にセラーの奥から持ち出しました。このポイヤックのシャトーはエチケットのヴィンテージを小さく小さく記載するのですが難しいヴィンテージ、まあ明らかに若いヴィンテージとは違うスタイルが感じさせられたかと。熟成の世界観はこんなところから入っていかれてもよいのかもしれません。
そして〆は、やはりブルゴーニュ。折角なので造り手だけでも合わせてみて’76の村名を。当然ながら個人的にはこの位の熟れた味わいが楽しく。昨夜の’79とも共通点が見える’76かな?ジュヴレのお利口なドメーヌの最たる存在かと。
       Sommelier R.Imamura