Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ NV’89’88’83’43

本日のお昼間も、まだまだ本格的には動き出さない幼稚園の為お昼までの次男を引き連れて店舗にワインを。合わせてこの時期は本当に大量に必要になる柔らかいティシューを買い込んで。
幾分、寒の戻りのような気候になっておりますがワインの移動には辛うじての時期ではあります。5月になると、少しづつナイーヴになるものですが。
そして、店舗での準備中にはエージェントさんの担当者さんの交代のご挨拶とセールスが。移動の時期でもありますが、正規でのボトルは中々購入させていただけていないですが今回は少しいただければと思うオールド・シャンパーニュが。まま、それでも以前並行にていただいた記憶もございますが素晴らしい中身だったので正規品には一段と期待いたします。
で昨夜の暇ながらも酔っ払ってしまう晩は
・Vosne Romanee Malconsorts’89 Francois Lamarche
・Barbaresco’83 Produttori del Barbaresc
・Charles Heidsieck Extra Dry’43
・Vosne Romanee’88 Joseph Drouhin
・Moet et Chandon Ice Imperial Demi Sec
そろそろかな?そんな時期のお越しの何時ものムッシュですが、今宵もお心使い有難うございます。2本半のお付き合いは非常に感謝感謝の気持ちでいっぱいです。
’89のマルコンソール、テイスティングの意味合いも兼ねての抜栓にもなりましたが やはりまだまだ若さは残します。もちろん、偉大なヴィンテージの姿は十二分に。余韻の膨らみは流石のプルミエですが、タンニンの角は若干酸を意識させられます。
続いては意地悪ではないのですが、ピエモンテの逸品を。何時ものブルゴーニュからの変化球に、いかがですか?の問にもこちらのほうが好みだ!との答えに してやったりではあるのですが。
生産者共同組合のバルバレスコ、熟成したネビオーロはピノ・ノワールとも見紛うものです。こちらもアフターのタンニンが少し残るところが特徴ですが、これまた個性で。
〆はシャンパーニュで、ですがシャンパーニュではあらずとも。戦中の偉大なヴィンテージの’43のシャルル・エドシック。以前のボトルも素晴らしかったこのハーフ、2度も手に入るのも面白いことですが完全にシェリーに甘味を加えたようなスタイルに瞑想を誘われます。やはり世界中でも最も美味でユニークな飲料かと。
深夜のムッシュは今宵も後半はお疲れになられたかな。そして、お姉さんも久々にお顔をお出しいただけ。’88の村名、先のプルミエに比べるとやはり現段階ではこちらの方が外交的な姿を見せてくれます。淡く繊細な味わいに熟成の意味が見えてきます。
〆は興味をお持ちになられていた銘柄が実は追加で3本だけ手持ちであったので。氷をクラスに添えて楽しむアイス・インペリアル。こちらも優雅な気分にさせられます。リゾート地限定のこの銘柄ですが、本日のエージェントさんはこちらも。実は沖縄では正規で扱われているようで。ですが、彼らも未だテイスティングされていなかったそうで。昨夜の残りを少しだけテイスティングしていただきましたが。営業も珠には来てみるものですよね・・・・・。失礼。
             Sommelier R.Imamura