Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’82

本日のお昼間もジムに。今日は異常に花粉症が気になるエクササイズになりましたが、この症状もおそらくは後2週間くらいかな?今月から来月の頭には穏やかになるかと思われますが、その頃にはもう暑さもきつくなるでしょうからワインの管理には気を遣う季節になりますが。
そして本日もご多分に漏れずワインが1箱だけ。ただ、今回は巨大容量のボトルが含まれておりましたので箱がかさ上げされており。
その大きなボトルはシャンパーニュで3、000mlのもの。ジェイ・ラサールの’96でまだまだ若さが残るかな?これも早くも年末を意識する仕込みになるのですが・・・・。どなたかパーティの予定はありませんか?
白はカリフォルニアの優良なカレラからマウント・ハーランのシャルドネの’91が。飲み頃ではないでしょうか?
ブルゴーニュの赤は今回も素晴らしいものが。’90では人気のカミュゼのニュイ・サン・ジョルジュのミュルジュ。’80では、エシェゾーでミュニュレ・ギュションこちらも希少なグラン・クリュ。そして’74からはロベール・シュヴィヨンのニュイ・サン・ジョルジュ・カイユ。少しだけエチケットに難がありましたが。
で昨夜のヴィンテージ’82は
・Gevrey Chambertin Vieille Vignes’82 Geantet Pansiot
・Beaune’82 Michel Gaunoux
・Les Fiefs de Lagrange’97 St Julien
ご予約をいただけておりましたので、’82だろうかな?とのお返事に準備が出来ていたことは非常に助かりました。もちろん既存でご準備も出来ておりますが、ブルゴーニュがお好みと言うのも手の打ち方が変わります。もちろんご予算も有られるものですが、結局ボトル2本を比較していただきながら。最初は選択しとして並べさせていただいた2本の銘柄ですが、正直南のエリアの方が今は既に飲み頃かとアテンドしておりましたがもちろんゲストに選択肢が。お選びは北のエリアのジュヴレで。お気持ちは解りますが、個人的にはこの造り手 近年は非常に人気のドメーヌのようですが個人的には酸の鋼のようなスタイルが何時も気になる。予想通り抜栓長駆後は熟成した香りは感じられるのですが味わいの余韻はやはり・・・・。結果、流れの中でゴヌーのボーヌも抜栓を。
これも結果論ではありますが、2種の希少な’82のお好みはと今宵のゲストのマダムに問うと。まま、僕たちのコメントにも左右されておられるかとも思われますが やはり今の飲みごろのボトルもあるものです。もちろん、中盤からジャンテ・パンショのヴィエイユ・ヴィーニュも硬さが解れてベールを脱ぐようにはなっているのもワインの面白さ。
後半のムッシュは珍しい時間帯とは思いながらも。お話もご一緒にさせていただく時間が流れましたがこちらも興味深いお話があられました、言葉使いの要素ではあるのですが ままお褒めいただけたようで。個人的には当たり前とも思いますが、お店お店でスタイルも有られるかと。
ちなみにお生まれ年の’51ヴィンテージは難しい生産年。手持ちも2種ありますが、何時か機会が有られれば幸いです。
そしてワインはケンゾーエステイトのお話もございましたが、お好みはこう言ったスタイルかと。珠には酸とのバランスが取れるボルドーもよろしいのでは。

そして画像は冷凍されたものですが、ワインやシャンパーニュのお供に素敵なフレッシュのラズベリーとブラック・ベリーをご準備しております。如何かな?
                    Sommelier R.Imamura