Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

フランス

本日は久々にトライアンフのエンジンに火を入れてあげ。何のことは無い、区役所までの短い道のりながらも偶には乗ってあげないとヴィンテージ’66の彼もすねてしまいそうで。寒さで個人的に敬遠していただけかもしれませんが、意外にもキック2発で元気良く。多少キャブに被りを感じながらも。
それにしても今年は、未だ花粉症の症状もほとんど感じられず。また、庭のミモザの花も蕾は付けながらも咲かないゆっくりな年なのでしょうか?
さて、昨夜の極上は
・Vosne Romanee’67 Jean Gros
・Meursault Desiree’97 Comtes Lafon
・Pommery Brut’90
・Chateau Pichon Baron’87 Pauillac
難しい月曜日は覚悟しておりましたが、寂しくも素晴らしいワイン達に救われた感が。
東京からのゲストは、流石にご自身の意図を上手に伝えられる術をお持ちで。それにしてもDRCのヴォーヌ・ロマネのプルミエの’99を20本も飲み干されたとは、豪快にして贅沢かと。
でやはり若めのこのアペラシオンが、お好きなご様子ながらも選択肢に収められた特別な造り手のこの’67にはご縁が有られたようで。
状態次第ではありましたが、すこぶる絶好調な綺麗な味わいに正に偉大なジャン・グロの実力が遺憾なく。お生まれ年だったということと、東京のあの壮大なストックを誇るお店にも先ごろはこの辺りのヴィンテージが無くなっているらしきお話も拍車を。
ラフォンのムルソーは、先日のお土産をお忘れになられたムッシュが。失礼。膨らみには欠けるものの、やはり彼のスタイルで酸の切れが美しく。思わずシガーの我慢が限界に。
後半の何時ものムッシュは、マダムのしばしの帰省中に3人目の・・。シャンパーニュのオールドにも目覚められ、今回は進み過ぎてはいない’90を。毎度ながらもポメリーの穏やかなヴィンテージでも’90のバランスは非常に滑らかで洗練を。
一気に’87まで年齢は。ブルゴーニュの手持ちに値ごろ感がなかったので偶にはボルドーをと。流石にこの辺りになりますとボルドーも柔らかさを感じていただけたかと。まあ、何事にも初体験にはカルチャー・ショックは付き物ですし。
こうして今宵も危険な状況へ。

野暮用でお近くのバーさんに。もう飲めない感覚ながらも短めのシガーと珍しくカクテル3杯で。R