Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’89’86’67

本日のお昼間は、かなり涼しく風も強い京都でした。トライアンフのエンジンを蹴り上げるのも汗一つかかない長袖の必要な印象が。資金繰りに苦しむ銀行へ道中でしたが9月も残り数日だな・・・・。可能な限り頑張ろう。
で昨夜の久々の飲み込ませていただけた素晴らしいオールド・ヴィンテージは
・R.Renoudin Brut Reserve Speciale’86 1500ml
・Vosne Romanee La Grande Rue’67 Henri Lamarche
・Solaia’89 Antinori

中盤のカップルのかたは、久々にお伺いいたしましたが食べログさんをご覧になられて。賛否を感じますが、意外にも画像の鯖寿司が気になられたそうで。何のことはない、お持ち込みのものでしたのですが そんなことでもご利用は有難い。
深夜の久々のムッシュ、気が付けば9月のご利用が初だったこともあり安堵いたしましたが。
何時もながらのシャンパーニュのマグナムから。’86産まれのお姉さんの存在も忘れておりましたが、このルノーダンの熟成も滑らかさが溢れます。7名様だとあっという間の儚い泡でもありますが。
退社されるのか、おそらくは社内でも重要なポジションにおられたムッシュでしたがそのお別れ会も兼ねておられたようで。そこで’67でしたが、明らかにそのボトルから透ける透明感にこのロマネ・コンティとラ・ターシュに挟まれるこの当時はプルミエ・クリュのグラン・リュ。最近の高騰も理解出来る素晴らしいブルゴーニュのひねた味わいも含む優雅な1本かと。
〆は変化球かもしれませんがフィレンツェの最上の銘柄を。’89は、若さが残りますがご意見としてはこちらの方がお好みの方も。
太陽がいっぱい”おそらくはワインの銘柄のネーミングとしては、最も美しいものかと。シンプルなエチケットではありますが、中身はボルドーの並みのシャトーを蹴散らす洗練されたカベルネ・スタイルかな。

            Sommelier R.Imamura