Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’89’88’83’71

本日のお昼間ですが、何のことのないテレビ番組で驚かされる色々な嗜好が。何度か見かけたことがあるのですが、赤唐辛子を異常に常用される方が。どうも女性に多いようなのですが唐辛子の瓶をキムチに瓶まるまる振りかけるなど、信じられない味覚の持ち主も。また、あんこ が好みでカレーにたっぷりとあんこを和える方などおられたりと見ているだけで気分がゲンナリする番組でもありました。まま、何処まで本当かは解りませんが体調に変調をきたさなければいいのかな・・・・・。
ちなみに辛味は味蕾をの再生を遅らせるようですのであしからず!
で昨夜の待ち人来らずの晩ではありましたが
・Pierre Gimonnet 1er’89
・Nuits Saint Georges Clos des Forets Saint Geoges’88 De L’Arlot
・Nuits Saint Georges Les Fleurieres’83 Jean Jacques Confuron
・Aloxe Corton’71 Des Hautes Chapelles
金曜日なんですがね、相変わらず低調なパフォーマンスで。
中盤にお越しのムッシュは、何時もながら有難い限りです。お年の頃はもう60代を超えておられますが、京都に残すべきお店のひとつ と応援していただく京都の名士の方ですが期待に応えたいものです。
今宵は何時もの展開とはやや異なりますが、お取引先の若い方を引き連れて。こんな時は決まってその関係を誇示されるべく機会なのですが。
シャンパーニュの熟成からのスタート、ピエール・ジモネのスペシャル・クラブのものでややぼったりとした味わいに熟成しておりますがお食事後からの切り替えの1本としては中々の濃密な味わいかと。
赤を3種比較するように。あとが尻つぼみにならないように’88からの流れですが、このラルローは人気のドメーヌ。中々このくらいの熟れたヴィンテージは存在すら希少な若い歴史の造り手ですがやはりその人気の意味合いも感じさせるピュアな果実の味わいが。まだまだ、若い段階ながらも透明感の中に筋の通った力強さがこのプルミエ・クリュの特徴かな。
続いて’83に。こちらもニュイ・サン・ジョルジュですが、プルミエのコンフロン。ぐっと味わいが柔らかく洗練さを増していきます。これだけをテイスティングすると非常に上質な味わいで先の’88とアペラシオンを同じくする面白みも高度な遊びですが。
そして〆ほ’71が、やはりステージを上昇させます。やはり40年くらいの熟成がピークを感じさせるのは僕だけではないようで。こんな比較がその事実を受け入れざる負えない体験に。
ここのところ抜栓が何度か為されたこのシャペルのアロース・コルトン。残すところ2本の在庫ですが、来月の特集の1本でもありますが残るかな・・・・・。
その後のお問い合わせのお電話のムッシュでしたが、結局お越しになられず・・・・。うーん、無理してでもお越しを促すべきだったかな?もう、グラッパまで飲まれていたゲストだったからな。まま、致し方ない。
                       Sommelier R.Imamura