Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージNV'75

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本日は、ランニング。完全に夏の日差しだった。その後の愛犬のお散歩もこなしたが、今年も少しづつ彼女も暑さに耐性を付けてもらわないと。11歳だったかな?

で 昨夜はこれもまた懐かしく

・Chateau Rauzan Gassies’75 Margaux

・Philippe d’Albecourt Brut

少しだけ長いこと生きていますと ご褒美のような時間がいただけることも。

懐かしい旧友から連絡が入り ワイングラスを傾けることができ。以前は移転前の店舗でしたので、やはり10年ぶりくらいでしょうか?また、今回はお初の奥様にもお顔合わせいただけ 非常に素敵な方で最後は3人でハグする形になりましたが なにやってんだか?と周囲からは感じられるでしょうが酔いもありテンションも相まって。

今の僕の人生の楽しみは相変わらず心穏やかな方々との ゆったりとした時間なのですが、今回の彼は 小中学校の頃からの友人で 思い返すことが断片的ながらも沢山あり流石におそらくこれくらいの人生に重なる時間が有るのは彼くらいだろうか?個人的にはここ数年の病気のことも少しお伝えする時間もありましたが、涙腺に触れたのは 僕の両親のことを 非常に細かい部分に於いて覚えていてくれたようで ああ 少し彼は現状の僕の限られた友人の中でも やや異なる時間軸を共有するところが有ると感じさせられ。是非とも今度は、京都でもですが 広島に帰郷した際には時間を共に過ごしたく。

ヴィンテージ’75の奥様でしたか、まあ人生はそれぞれのドラマが有るもので お伺いすると羨ましい経緯も。ボルドーは、ポジティブなヴィンテージですが 左岸・右岸の選択肢をお並べしましたが ままどちらも同等の印象だったので選んでいただいた結果のローザン・ガシー。やや過去のヴィンテージの評価は難しいものの 実際に飲み込むと何時も そんなに?とポジティブに楽しめるものです。完全に熟れており しなやかな柔らかい味わいは あっという間に飲み込まれてしまうのも常で。まあ、ある程度彼らも杯を重ねて来られたので饒舌にもなっておられたので。

足りない分は、シャンパーニュも。出来れば’75を!との思いも有りましたが、やや 負担を感じるものになるだろうので ノン・ヴィンテージですが オールド・ボトルの おそらくは’80年代の。膨らみは穏やかながらも、泡の質感は落ち着き 白ワインのデゴルジュを為された如くの熟成で。既に紫煙もお互いに上げながらで、サッカーの決勝戦は始まっていた。ほぼほぼ、サッカーは頭に入りませんでしたが それだけ楽しい時間が共有出来たのがはっきりと。

お別れした後は、後半を観戦!のつもりでしたが、記憶にはゴールシーンとPKをセーヴした映像が無い・・・・・。再びの映像は、勝利した瞬間でしたが まま 夢では無かったか。

気を付けて広島まで運転してください。またまた。

Sommelier R.Imamura