Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’00’89

本日のお昼間は週の中休みで ゆっくりと。それでも地下で探し物は変わらず。もう7年も前の資料を探すのは中々骨のおれる作業ですが・・・・。
で昨夜のブルゴーニュ
・Nuits Saint Georges Les Vaucrains’00 Bernard Ambroise
・Piper Heidsieck Brut
・Bourgogne Pinot Noir’89 Nicolas Potel

色々とお悩みも有られるかとですが、何処までお伺いすべきかは つかず離れずの様相で。
骨太な味わいのニュイ・サン・ジョルジュのプルミエも’00は、飲み頃を意識させる段階にも感じられた。ここ最近の’00は非常に外交的で どの造り手も愛らしいピノ・ノワールに成功したような面影が感じられる。’99よりも今は印象がポジティブかな?
飲み足りない時や少し欲しい時のサイズ感は、ハーフの存在も意味が。久々にピペの赤いエチケットを僕自身も。カンヌかゴルチェのイメージが僕には強いメゾンですが、偶にはボランジェばかりではなくて。
深夜にお越しのムッシュは、長いお付き合いながらも その生業については詳しくお話する機会が今までは。そうですか、4代目ですか ではご自身が継がれる時は100周年が待ち構えておられると言うことで。まだ、一回りは有られますが それでも興味深いお話です。是非その際はお祝いの席を!
結局はお勧めの!になるのが常なのですが、やはりブルゴーニュのこなれた段階の。そして今宵はお連れのお姉さんが’89だったこともあり。懐かしいポテルのACの熟成。未だに活き活きとした味わいに驚かれるものですが これが本来のポテンシャルでも。可能であれば格は高い方が良いですが、場合によっては飲み頃を意識するべき銘柄も。透き通る透明感の果実の塊は 深夜にも優しく包み込むピノ・ノワールの持ち味で。

           Sommelier R.Imamura