Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’02’89’89’88

本日のお昼間は、次男の幼稚園から呼び出された。一度帰宅してからの今年最後の幼稚園とサッカーだったのですが、寒さで体調を崩したようで。お恥ずかしいこともあったようですが、出勤前のゆっくりしている時間だったのでシトロエンで迎えに。確かにお昼過ぎになると本当に冬真っ只中だな。
その後は体調を戻したのか、長男と公文に元気よく出て行ったので安堵いたしましたが。後ろ姿は、まだまだ二人共可愛いものです。兄弟がいるのは、彼らにとっても本当に良いことかと。
で昨夜の、まだまだですがほんの少しだけ12月らしく
・Nuits Saint Georges Les Saint Georges’88 Chevillon Chezeaux
・Cote Rotie’89 E.Guigal
・Chablis’89 Joseph Drouhin
・Les Forts de Latour’02 Pauillac

ゆっくりとしておりましたが、中盤からお越しのムッシュは顧客を呼ぶ福の神だったかな?
1年ぶりですかね?吉野からのムッシュは、雨の中でもわざわざホテルを出られて。来年はそうだな、悲願を叶えていただきたいものです。
’88のシェゾーのサン・ジョルジュ、骨太のこのアペラシオンですが そろそろやっとの段階かな?優良年の’88ですが、それだけに長い熟成への時間が必要でしょう。これもまた酸が綺麗な甲冑を。
今宵はお三方でのドクターでしたが、珍しい時間帯のお越しだったな。特集のリストの中からお選びいただけるのも勿論有難いもので。こちらは’89のギガルのコート・ロティ。硬さを指摘いただきましたが、確かにでもありますが香りの束は開いておりタンニンも大分柔らかく妖艶な果実の膨らみも。この時期のローヌはまた素敵なものかと。
こちらもお電話でカウンターを占拠いただく展開に。それにしても相変わらず白しか飲めない!と言う芸妓さんも致し方ないな・・・・。シャブリも十分熟成いたします。この’89は非常に素晴らしいロング・コルクを使用しており赤のラトゥールのセカンドのコルクにも負けないもので、ドルーアンの熟成を意図する銘柄でもあるのを感じさせられます。
バタースコッチの味わいを感じさせながらも やや穏やかな余韻に愛らしさも。
’02のセカンド・クラスか、勿論硬さは致し方ないのですが ボルドーはこの辺も理解しながら飲むとブルゴーニュ以上に早飲みが期待出来るかと。エスプレッソの香り漂う洗練されたボルドーであることは間違えない上質な流石の銘柄かな。
              Sommelier R.Imamura