Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

やはり、ご常連さんに


休日は雨でお迎えぐらいで完全に骨休みに。それでもワインの入荷は、休みません。全く抜栓が無い晩もございますが、立て続けに飲み込まれていく素晴らしい晩もございますので。
今回は、ブルゴーニュの赤で'88のアンリ ボアイヨのポマール ジャロリエールに同じく'88のドルーアンのヴォーヌ ロマネ、'83ではコンフロンのニュイのフルリエールまで。
そして、シャンパーニュが面白いのですが'78のベルエポックに希少なヴィンテージ'74のルイ ロデレールが。このヴィンテージは、中々見つかりません。
で、昨夜の久々の飲みごたえの
・Dom Ruinart Brut'93
・Chassagne Montrachet'83 Leroy
・Aloxe Corton'71 Des Hautes Chapelles
・Pinot Noir'89 Chalone Vineyard
何ともこの晩も厳しい展開ではありましたが、後半に救いのゲストはやはりご常連さんに。
何時の社員さん緊を引き連れてでしたが、皆さんお若いながらも幹部の方々でお話しも白熱いたします。
シャンパーニュは、幾分溌剌とした味わいをご所望で。ここから、お一方何時の方以外のゲストがおられたことも見てとれます。
それでもドンが付く偉大な銘柄のひとつだけに優雅な逸品で。
珍しく白にいくのですが、このマダムの買い付けボトルもトランスバージュで豹変の1本。とろける果実に酸のバランスが絶妙で。
赤は'71まで遡り。このアロースは、もう確証のあるボトルですので安心して。明らかに若いワインには出せない香りの官能と味わいの柔らかさ。なぜ、この世界観を体験されないのか僕には理解出来ない。これこそが本来の・・・・・・・。
〆は、カリフォルニアで、目線を変えて。'89にも相変わらず意味はありましたが、是非試していただきたい面白い1本かと。
未だに若々しいパワーを感じますが、角は綺麗に落とされております。濃密なジャムのような、果実味に圧倒されながらもこれもまた熟成のピノ ノワールの世界観。
Sommelier R.Imamura