Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ガンマGTBが900?

本日のお昼は、久々にお茶屋さんへの売掛の回収に。秋の観光シーズンなだけに車で伺うよりはトライアンフでさっくりと風にあたりながら早々と。意外に祇園町南側はお人の数もいっぱいとは言えない状況でしたが、これも中国の影響もありでしょうか?
そして本日もワインの入荷が偉大なブルゴーニュから。
先ずはアルザスの熟成ものでブランクの’78の葡萄品種違いで。ゲヴェルツトラミネールにシルヴァネールを。
白のブルゴーニュムルソーのグットドールがヴァーティカルにて全てコシュ・ビズァールにて’69’68’67です。
〆の赤のブルゴーニュはオールド・ヴィンテージが希少です。’82のジャン・ミシュロのポマール・シャルモに’75リオネル・ブリュックのシャルム・シャンベルタン。
ここからは別格で’53のクロ・ド・ムーシュはもちろんドルーアン、’47のシャンベルタンはルイ・ラトゥールのキュヴェ・レリティエ・ラトゥール、そして’34のアンリ・ヴォワイヨのコルトンまで。年末のお勧めにリスト・アップ致します。
で昨夜も難しい展開だったな・・・・
・Marange 1er’89 Joseph Drouhin
中盤からのワインラヴァーのお越しにお相手にやや体力勝負の時間帯もございましたが・・・・・。
後半の時間帯のお姉さんは、20歳と言うかなりお若いながらも信じられないガンマの数字を。禁酒を1月なされたそうですが、今宵はほんの少しだけ飲まれる旨でしたが900と言うガンマGtbの数値は正直信じがたい!まま、そんなお言葉に流石にボトルはお勧めしづらくグラスワインにて。
今月からやや玉数が得られたこの贅沢な’89のドルーアンのマランジェのプルミエ・クリュ。オリジナルの状態の比較的マイナーなアペラシオンながらも、だからこそ信頼感の高いネゴシアンのオールドは正にバイ・ザ・グラスには持って来いのアイテムで。果実の滑らかさが持ち味で、軽やかなスタイルながらも香りを飲み込むブルゴーニュの逸品かと。

                      Sommelier R.Imamura