Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’03’’91’89’87’85’76’61

本日のお昼間は、雨も止んだことで店舗に¥100−ショップで購入した食材用のキャニスターを運ぶことに。久々のトライアンフもオイルを交換したことが3速での粘りが非常に良くなっているような?気持ちよく帰宅する際に信号待ちで並んだ若者が声を掛けてきましたが、彼の車種はかなりいじられていたような感じで何なのかも解りませんでしたがきっと20代の前半かな?そうだな、懐かしい僕も学生の頃はトライアンフが欲しくて欲しくてでしたが・・・・・。
また本日のワインの入荷が白ばかり1箱。
纏まった形でオールド・ヴィンテージの白が出てきたのですが、やはりリコルクされたものでジャン・デュポンを。どうやらデュポン・ファンの先代のもののようですが、まずはテイスティングの機会が必要かもしれないな。全てデュポン・ファンのものでブルゴーニュ・ブランの’69’68’67’66にムルソーは’65’64’63’62’61’60’59とまあある意味ではリコルクもので良い気も致しますが。
で昨夜も随分酔いました
・Bourgogne Blanc’87 Francois Jobard
・Volnay Santenots’85 Coron Pere & Fils
・Bourgogne Les Perrieres’91 Simon Bize
・Chateau Malescot St Exupery’89 Margaux
・Moet et Chandon Grand Vintage’03
・Santenay Gravieres’76 Paul Chapelle
・Moet et Chandon Dry Imperial’61
中盤から顧客の方々が少しだけではありましたが、飲み込んだワインの量は中々のもので。
ソムリエ試験にも遂に合格されその後初のお越しではありましたがヴィンテージ’87のブルゴーニュ・ブランから、こちらも認識の問題も有るかもしれませんが中々のものでしょう?ムルソーと言われても驚かない味わいはシャルドネのポテンシャルを感じさせられます。
コルクが欠落したボトル、中にはそんなものも出てくるのですが折角ですので彼にもコルクを引き上げるリフターの練習も兼ねて。やや確かにお醤油の香りも混じりますが、こちらも熟成したヴォルネイのプルミエの華やかな味わい。
久々のIT社長は珍しく後輩の方を連れて。
先ずはこちらもブルゴーニュ・ブランのシモン・ビーズからで’91を。対照的にミネラルが主張するスタイルながらもここは個人的にはまだまだ熟成の可能性を感じさせられます。
’89産まれの後輩のムッシュは中々の今時の綺麗な顔立ちではありますが、お話の限りでは正に今時だな・・・・。マルゴー村の’89のサンテグジュベリは、正にこちらは飲みごろに達していたような。柔らかいタンニンの質感に熟れており女性的の表現がぴったりかと。
〆のシャンパーニュではありましたが、僕はここで大分酔いも回り始め。モエのグラン・ヴィンテージの’03も豊満な果実の暑さを今回も。なんだかんだと’03のモエも箱買いした在庫も少なくなりつつ。
そして後半にこのままでは終われない展開で。ここで覚悟は決めましたが、何時ものムッシュに少しだけ兼ね合いもあり次男の幼稚園のことをご相談しましたが偶然にもお孫さんが来年から2歳児の教育にお願いしようかと思われていたそうで・・・・。これもまた微妙だが。
シャペルのサントネイ・グラヴィエール’76は、優等生だな。ゴージャスとは言い兼ねるものの染み渡るピノ・ノワールの果実味は優しいワインを感じさせます。
〆は今宵斎最上のシャンパーニュと言うよりももうシェリーですが。’61のモエは先日もレギュラーで甲骨の1本でしたが今回も難しい祇園町でも有名な60を優に超えられたママさんにも好評を。まあ、それにしてもお綺麗にされていますが何時もながらの手ごわさに神経質になりますがそんなことも忘れてしまうほどの熟れた蜂蜜のように。

                       Sommelier R.Imamura