Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’02’73’63

本日の出勤時には 昨日切らしてしまった バケットを購入して 何時もとは異なるルートで。偶々かもしれませんが そんなルートで 吉本芸人さん まあ 新喜劇ですが3組10人程 若手からベテランまで。今回は 初対面の方も何人かでしたが 今一番人気?なのかな のあの女装座長さんも。想定以上の 小振りの方でしたが 威風堂々と。
で 昨夜の ご予約は
・Chartogne−Taillet Brut'02
・Meursault'63 Jean Dupont
・Chateau Marquis d'Alesme Becker'73 Margaux

台風一過でしたが、我が家の被害は ガレージに隣接する空き家のベニヤの木枠を施した外壁が。行政の処理も 信じられないほど いい加減で 危険すぎる!釘も沢山打ち込まれており 子供に 当たったらどうすんねん!危機意識の無い職員さんの 存在に 怒りも。自分で 対応するしかないのか?
まま、より大きな被害や 停電も続く方々に比べれば 何も無いに等しいのかもしれないですが。
ご予約をいただいており 京都に既におられたので。出勤はタクシーさんになりましたが それでもこんな晩のご利用は 本当に有り難い。
結局4名から6名になられ お料理は 必死のパッチでしたが 辛うじての 生ハムの前菜に オマール海老のスープ 蟹のトマトクリームソースのパスタ カルボナーラのリゾット 鴨肉のコンフィ芽キャベツ添え くらいですが。
'02の シャルトーニュ タイエも 中々の飲み頃に 届いております。僕の手持ちも後 確か5本。長男のヴィンテージですが 残せるかな?
今回の目玉の ヴィンテージ'63は まま ママさんの・・・・・。
今回は このリコルク物のジャン デュポンのムルソーしか 探しきれなかった。ですか、'60年代の最悪のヴィンテージは 前回のコス の 劣化の記憶もあり リコルクも有りかな?このボトルは リコルクから 既に5年は 寝かしているので 大分らしさも感じられる逸品に。
そして、赤もなのですが このマルゴーの ダレーム ベッケーは オリジナルの状態で ノスタルジー抜群の 優美な存在です。そして、何より まま サバを読む ママさんとの やり取りの中で 個人的な ウィットも含めた ヴィンテージ'73の 抜栓を ママさんは 気づかれ その 思いに 笑顔が 出られることが何よりも 大人のお客様かと。
こんな やり取りが 本当の意味での 大人の時間と 思いますが。
ワインの 手持ちもそうですが 顧客の皆様の そう言った 粋さが 光ります!
Sommelier R.Imamura