Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’99’89’85

本日のお昼間は、ミニで店舗にワインと備品を運ぶことに。週頭から飲み込む量も中々の昨夜でしたので、この日も些か二日酔い気味ではありましたが・・・・。
夕方は幾分涼しさも感じられますが、日中は流石にまだまだ残暑は侮れません。
で昨夜の久々のボルドー
・Chateau Rieussec’99 Sauternes
・Santenay Gravieres’89 Hautes Cornieres
・Vieux Chateau Certan’85 Pomerol(画像は’73にて)
前半から随分久しぶりのゲストのお越しで気が付けば閉店時間のような展開ではありましたが、まま静かな穏やかな展開でも。
お店へのご入店時間のことから考えるともう大丈夫ではないような?そんな時間帯ながらも、少しだけとのハーフの貴腐ワインを。流石にイケムとは行きませんでしたが、ラフィットが所有するソーテルヌの優良シャトーのリューセック。’99はまだまだピュアな甘みを楽しめる段階ではありますが若い女性と楽しむにはこの辺りが解り易いものかもしれません。
ご自身へのお祝いと言う形のマダムでしたが、今宵がお誕生日でしたね。そんな晩にはランソンの’96で祝杯からヴィンテージの’89へ。もう、決して侮ることの出来ないアペラシオンにも感じられるサントネイですがグラヴィエールは流石のプルミエの華を感じさせます。
’89はまだまだ早いヴィンテージとも印象を持ちますが、逆にこのやや軽やかなサントネイが飲み頃の意識をさせます。
深夜のムッシュは久々ながらも今宵も両手に華状態にて。何時も通りのボルドーからの選択は、右岸になりました。右岸ながらも左岸に味わいをイメージさせるには訳がありますが、個人的にも5本の指に入る素晴らしい味わいのシャトーで。しかも’85であれば、何をか言わんの段階で抜栓直後から明らかに開ききっておりカフェオレのようなまろやかな味わいにデキャンタージュすら必要ないような正に深夜のワインで。

                     Sommelier R.Imamura