Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

朝方までの狂宴

休日は姫路までミニを走らせました。土曜日が朝方までの狂宴でしたので、睡眠時間も短くワインも正直抜けきらない状態だったかもしれませんが何事もトラブルが無かったのは幸いで。
サファリパークで汗だくにもなりましたが、夜は花火を。久しぶりでした、非常に綺麗で次男の”綺麗だな!”の一言に心が洗われ。週に1度しかないお休みですので、週2のお休みを持つお父さんではないので日曜日は頑張らないと!それにしても夜間の高速走行は、何度走っても慣れないもので。
で先週末の極上のワイン達は
・Chambolle Musigny’90 Michele & Patrice Rion
・Deutz Brut’83
・Philipponnat Grand Blanc’86
・Vosne Romanee’79 Louis Jado
・Clos de Tart’86 Mommessin
・Moet et Chandon Brut Imperial’71
・Marc de Bourgogne’90 Domaine de la Romanee Conti
前半こそ全くと言って良いほどの閑散のした状況でしたが、中盤から金曜の憂いを払うように久々のご常連の皆様が。
横浜からのムッシュは今宵も久々の京都を満喫されたようで。何時もながらの何時ものスタイルは大切なようで最近はさせていただいていないフロマージュのご紹介もしながらでしたが。
個人的にはこちらのリオンが好みのドメーヌになりますが、もちろんテイスティングしてみないと解らないもので。偉大な’90はこのドメーヌの村名にも幸運を与えてくれており。酸とタンニンの溶け込み具合は、やはり果実の充実感からくるものかな?
深夜に久々のマダムは結局、女性陣お三方で3本のボトルを。狭い世界ですが、ご同業社さんを退社されたマダムにあの業界を昨年リタイアされたお姉さんも。
通好みの造り手とは言われますが、酸が主張するハウス そんなイメージが通が好むものなのかな?もちろんここまで熟成させると濃密になりますが。
2本目はこちらも通好みのフィリッポナ、そしてこちらも充実の酸ながらも当然ながらのシャルドネの充実した果実の甘みに豊満なスタイルが。
〆は目線を変えてブルゴーニュでしたが、このジャドの’79もそろそろ手持ちが無く成るな。安心感は変わらない、優良ネゴシアンで。
こちらの皆様のお蔭で金曜の閑散さを取り返したようにも感じられましたが、相変わらずの素晴らしい展開に。
’86のお生れで。これは沢山あるのですよ!強烈なボトルもございましたが、こちらがリーズナブルに感じさせられる程でしたがこのグラン・クリュもまた素晴らしく熟れた妖艶なブルゴーニュ。欲を言えばもう少し寝かせてあげたい。そんなところかな。
最近は本当に皆さんシャンパーニュを良く飲まれる!贅沢の最たるものですが、その上熟成したボトルは世界中の全ての酒類の中でも最もの気が相変わらず。’71の儚い泡ですが、飲み込める蜂蜜はモエと一言では言えない極上の1本。
〆はこちらも最上のデジュスティフのDRCのマールが。’90とこちらもまだまだ永遠の命を授けられた1ポンですが、香りの立ち上がりはやはり別次元のDRC。偉大な生産年のこの極上は、2度のデキャンタージュで豹変も。もちろん、こちらの残りはボトル・キープです。
大分酔うた。 
                     Sommelier R.Imamura