Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

Domaine Leroy

本日のお昼間は、土砂降りの中 自宅の階段の手すりの補修に住宅メーカーさんが。前回も扉のヒンジのクレーム対応が為されましたが、どうやら今回も部品のクレーム対応があったようで新たな部品に付け替えられました。うーん、何となく問題点も見え隠れいたしますが100年住宅で規模拡大されているメーカーさんだけに・・・・・。まま、対応には満足です。ただただ、階段の手すりだからなお年寄りが体を支える際のものだし危険は否めませんが。
また、本日のシャンパーニュの入荷は。
基本的に僕のビジネス・スタイルは過去に遡るオールド・ヴィンテージが中心ですが、特にこの生産者は唯一なくらい次々と新しいラインを市場に展開され避けがたいもので。しかもシャンパーニュの造り手にしては珍しく彼の紙箱にはドメーヌ・ジャック・セロスと記載されており。
リューディー・シリーズと銘打たれる3種の銘柄の内の2種だけですが、ブート・デュ・クロとラ・コート・ファロンが。価格は彼のものとしてもおそらく最上のものでヴィンテージ並みの設定になりますが、お試しはいかがでしょう?
で昨夜の久々の極上のワインは
・Clos de la Roche’92 Domaine Leroy
7月もスタートはこちらのご常連さんのムッシュでした。今月も極上のドメーヌ・ルロワからの官能のお時間は非常に有難い限りです。
久々の芸妓さんに医療法人グループの理事長さんの製薬メーカーさんの現状や計画停電の展望など本当に悲喜こもごもなお話もありましたが、一時の瞑想の時間がやはりマダム・ルロワのワインには。
正直嘗ては扱える機会は、ほとんど無い非常に高価な造り手のひとつで。現に明らかに扱う機会はここ5年ぐらいがほとんどで僕の前任者の方がリストを作成されていた時には、全くでしたし。
まあ、お恥ずかしながらも今でこそですがこのマダムの赤キャップ・白キャップ・ドーヴネとその違いすらも扱わせていただく機会が有ったからこそでしょう。
結果的にこの’92は以前ロマネ・サン・ヴィヴァンの’92もまたこちらのムッシュの口元に届けられただけに、やはり特別なワインは限られた方だけの手元に。
相変わらずの芳香にマダムのスタイルがはっきりと感じられますが、先日の’94のサン・ヴィヴァンに比べるとやはり’92のスタイルか余韻はやや愛らしさをも感じるくらい。
いずれにしても彼女はDRC、ジャイエと同じようにワイン・ラヴァーの心を掴んで離さない特別な存在かと。
最後は久々に酔ってしまいました、毎月のお楽しみなのに申し訳ないです。
(画像はボトルお持ち帰りの為、白キャップのこれまた思い出深い極上の希少銘柄の空きボトルにて)

                       Sommelier R.Imamura