Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’04’88’86’69

本日のお昼間は久々のジムに。三連休を取られていたジムの為に、少し体がなまっているようでしたが やはり発汗は気分もリフレッシュいたします。
また、出勤後には失礼ながら日付を勘違いしており 玄関にワイン商の営業の方が。よくよくカレンダーを見ると僕の勘違いで大変失礼いたしました。
ちなみに アポイントの後に僕のホームページをご覧いただいたようで ややコンセプトが異なるようなお言葉を使われていましたが 試飲させていただいた銘柄は非常に美味しく グラス・アイテムとしては十分なパフォーマンスを発揮してくれるものでもありました。勿論、ボトルとしてはヴィンテージがまだまだ若いもので使用は難しものであるのは否めませんが。
で昨夜の久々の極上は
・Beaumont des Creyeres Nostalgie’88
・Bourgogne Rouge’04 Domaine Leroy
・De Venoge Vin des Princes’69
・Chateau de Fargues’86 Sauternes

こちらも1年ぶりですよ、福井からのムッシュは。先日はお届のマグナム・シャンパーニュが2本ありましたが そんな機会に思い出していただけるのは非常に嬉しくも。微妙に毎日ご利用いただけるのであれば福井に臨時開業いたしますが・・・・・。
結局すべてが贅沢な上質な銘柄ばかりになってしまった。ただただ、ですが個人的には何時もの熟成は当然ながらなのですが ’04のドメーヌ・ルロワは やはりACでも別次元の香水だった。
生ハムにフォワグラのカナッペ、蟹のトマトクリームソースのパスタに牛ほほ肉の赤ワイン煮込みとフロマージュ。そんな対応の合間にワインのサーヴィスを。
ノスタルジー’88、懐かしい銘柄で。以前に何本か手持ちがありましたが、再度手に入った郷愁の。今回も上質な熟成感をアペリティフから漂わせてしまいましたが、これもまた前回から倍くらいの原価上昇でした。
赤キャップのルロワのブルゴーニュ・ルージュ、村名のジュヴレとヴォーヌ・ロマネは何度か扱いその度に もう赤ワインはこれで十分だ・・・・・。(十分高かったけど)。そんな印象を受けたものですが、このACも別次元だった。だって中身はACではないから当たり前かもしれないけど、もし出会えるならば人生に於いてまた何度でも出会いたい!そんなマダムの意欲作でしょう。正に香水の如く未だに10年の時などは微塵も感じさせない美魔女の如くですよ!
続きはDRCでもよかったのですが、やはり最近はシャンパーニュのオールドに心奪われるムッシュのようで。’69の変形ボトルのヴァン・ド・プランスは、その姿だけでもう やられてしまう。当然ながらも中身もかすかな泡の抜ける音とともに抜栓で。陸上で最も洗練されたシェリーと言えば語弊があるかもしれませんが、もうシャンパーニュでは無くなってはいるものの 最上の酒類のこのシャンパーニュのオールドは蜂蜜の如く 飲んだ方にしかこの世界観は。
〆は何時もながらの紫煙と貴腐を。リュル・サリュースの仕込むプチ・イケム、’86ともなれば その味わいは本家を凌ぐほどの優雅なものに。サイズ感はやや小ぶりなのは否めませんが、この甘美な世界は久々のシガーを また吸いたく誘います。
ああ、シガーは贅沢だから 少しお休みしておりましたが やはりこの大人のアロマテラピーは偶には必要だ・・・・・・。
また、来年は福井にお邪魔いたします!
                   Sommelier R.Imamura