Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

流石の共同経営者

本日は我が家もご多分に漏れず金環日食を。朝6:00の起床もその価値がありました、昨夜の寝際に長男に起こしてくれ!との思い入れに応えた甲斐が有りました。我が家のベランダからはしっかりとリングに。意外に心を動かされも、あの観測用の眼鏡は数百円ながらも凄くもうけたのかな?とロマンのない感想も抱いた自身が情けない・・・・・。
その後は変わらずジムに通った後、少しだけ実験を。夏場の想定にはなりませんでしたが自宅セラーの動力を3時間ほど落としてみました。温度は僅かに1℃だけ上がっておりましたが、中々保温性は良いようで。それでも本日の気温は、真夏の対象には全くなりませんかね・・・・・。
で先週末の後半の長い晩は
・Chambertin Clos de Beze’98 Prieure Roch
・Chateau de Fargues’82 Lur Saluce
週末の土曜日も前半は穏やかすぎて大阪からのドクターのご夫婦にはどうも申し訳なく。まま、貸し切り感覚でお楽しみいただければ良いのですが。
そうこうしている内に何時もの顧客の皆様のお越しが解っていれば心まだ優れるのですが、やはり後半に動きがありお席は詰まることになるのですが今宵も楽しいながらも気が付けばの朝日で。
こちらもやはりではありますが今宵も結局医療関係の比率がほぼでこれはこれでまた有難く。
先のクラブさんではボルドーブルゴーニュを試されたそうですが、ブルゴーニュはパリゾの’98のジュヴレだったようです。この手の銘柄をお持ちのクラブさんの存在にも驚かされますが、先ごろは黒服の皆さんも大口の顧客の意識にも高く答えておられるような。また、ボルドーに関しては銘柄すらとのことでしたのでこちらの好みもやはり。
で’98揃いのブルゴーニュのご所望はパリゾのクロ・ドラ・ロシュ’89を避けた形ですが、このベーズは以前は大分前の使用でしたが非常に素晴らしい味わいに昇華しており。アペラシオンこそシャンベルタンですが、個人的には目隠しで出されればDRCの香りが立ち昇る非常に洗練された優雅なブルギニヨン。吸い込まれるような透明感と香りの多彩な液体に心奪われ。
2本目は甘口へと進まれ。これも何時も通りのお好みでしたが、プティ・イケムはこれまたとろける琥珀で。イケムほどのオイリーな存在感はないものの、飲み込む優美な蜂蜜は紫煙と共にどこまでも続く酒宴を約束するように。
その後はグラッパを舐めマールまでも・・・・・。

                      Sommelier R.Imamura