Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

またも’82

本日も睡眠時間は、2時間ほどながらも脅迫されるような感覚でジムに。今日は本当に暖かく、ベスパでも革のジャケットは必要なくダウンのベストで十分なくらい。まあ、走り出すと若干の風の冷たさはございましたが。
さて、昨夜のワインは
・Clos de Vougeot’86 Clos Frantin
・Cardonnay Mc Crea Vineyard’96 Kistler
・Bollinger 2003by
・Chateau de Fargues’82 Lur Saluce
弁護士さんですね、こちらも先生とお呼びする形になりますが残念ながら顧客数としてはとても稀少な存在ではあります。それにしてもお連れのお若い方は修習生の肩書きながらも、その存在感と爽やかな印象はそのお名刺に書かれた司法の名にも頷けるものでした。
たっぷりの即席のコース料理にボランジェと白のグラスを2種づつにメインはクロヴジョを。もうお一方のお連れのマダムは、ブルゴーニュをお好みで。まあ、やや世界観の異なるお話にワインは今宵は良い意味で本当の添えられるもので。
何時ものムッシュは、先日の再三のお誘いには応じられずも今宵は。半信半疑ながらも結局美味しかったでしょう?キスラーの熟成したシャルドネは。まだまだ若さもございますが稀少な’96はアフターの隠せないタンニンの質感はあるものの、こってりとした甘みは丸く。
すみません、箱が邪魔だから早く飲んでください!そんなセールス・トークはお許しください。圧縮した紙ですかね?それにしても豪華な外装の中身は、やや高めの温度に滑らかさを醸し出し。残りの手持ち3本は、また10年後にでも。
〆は先日の’82のマダムのお越しにタイムリーに自宅から運んでおりましたプティ・イケムを。ファルグは、この辺りのヴィンテージだと単体では香りの立ち上がりはイケムを髣髴とさせる誘惑的に甘美な姿を。確かにアフターには、本家の霊的な味わいには届かない感じはあるものの贅沢な琥珀色の蜂蜜はシガーへの誘惑を断ち切れない理解可能な秘薬かと。

            Sommelier R.Imamura