Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’88

本日のお昼間は、何か天気が優れないこともありゆっくりと週半ばの疲労を取るような睡眠に。相変わらずそんなお昼は、映画を見てしまうのですが最近はクリント・イーストウッドの近年のものは非常に興味深く。今回は”許されざる者”でしたが、”グラントリノ”や硫黄島関係のものなども含めて考えさせられるドラマが多くて。
まま、優雅なお昼過ぎかもしれませんがいずれにしても逆転生活が起こす生活スタイルかもしれません。
で昨夜のサンジュリアンは
・Clos du Marquis’88 St Julien
今宵も相変わらずと言いますか、カウンターはブラック・スーツの男性陣のみで華やかさに欠ける何とも花街とは程遠い色気のない晩ではありましたが・・・・・。
そんな男性陣のお好みの酒質がパワフルなスタイルなのも理解は出来ます。前回の銘柄の後に次回は冒険を心に誓ったのですが、どうも気持ちが削がれてしまいやはりカリフォルニアのパワフル・ソーヴィニヨンに今回も頼ってしまい。
それにしても一貫するナパの味わいには感心させられます。ですが、どうやら今年の2011ヴィンテージは’98を思い出させられるほど収量の減る困難なヴィンテージのようで。
かなりご無沙汰ぶりでしたが、変わられないお姿に今後もご愛顧いただければ幸いです。この町は本当に狭いもので彼らの仲間内は非常に多くの繋がりを感じ得ないものですが昨年は個人的にも色々な経験をさせていただきましたし。
ダイレクト・メールのワインの内容に偶にはボトルで!そんな流れのクロ・ド・マルキの’88を。前夜の’38もサンジュリアンではありましたが、このラス・カーズのセカンドもサンジュリアンを代表する1銘柄では?並みのグラン・クリュを蹴散らす品質は’88ヴィンテージと言うこともあり非常に薫り高いカカオの香りに芳醇な甘みが滑らかで。
残念ながら今年は、愛車のベントレーを手放されたようですがクルーザーは相変わらず愛でておられるようですので・・・・。

                       Sommelier R.Imamura