Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

これまたヴィンテージ’88

それにしてもよく降るなあ、週末の晩に水を注す正しくの出足をくじくような雨脚ですが。
本日の夕方のテレビの番組で、”ちちんぷいぷい”で来月お手伝いを予定する和食の料理人さんが。何か松茸とイクラを扱われていましたが、長男の通信簿を差し出されしっかり見れませんでした。
まま、いずれにしても未だ星を得られていないのが不思議な素晴らしいお料理を提供される”修泊”さんです。11月にはDRCのモンラッシェにジャイエの含めた贅沢なワイン会が今年も。昨年5月のロマネ・コンティ’61の素晴らしい味わいの記憶も未だにですが今年もよろしくお願いいたします。
ちなみに長男の成績は、やはりトンビは鷹を産まずで本当に可もなく不可も無くの真ん中ばかりで。うーん、せめて体育とか図工か何かで”よく出来る”をもらえればまだな・・・・・。
そして、次男はと言うと食欲の秋か 梨を食べてチョコレートも食べてその後は大泣きを。理由を問うと”飴が食べたかった”と。どうやら流石に妻に駄目だしされていたようで。4歳児の彼の涙は、まだまだピュアで曇りが無い感じではありますがそろそろ欲望も見え隠れしてるかな?
で昨夜の連夜の’88は
・Chateau Clarke’88 Baron Edmond de Rothschild Listrac Medoc
雨が降るまではいかないものの、どうもピンとこない雰囲気の晩は10月中盤の中だるみにも。それにしても乞いにしていただくお坊さんが、嘗てはシステム・エンジニアのお仕事をされていたとは露知らず。まま、確かにワイン商をされていたお坊さんもおられるので可笑しくはないか。
どちらかと言うと少しこなれた味わいながらもボルドー・スタイルをお好みにされるムッシュ。お連れのマダムのシャンパーニュ好きとは、やや対照的ではありますがこれもこれで。
正直、このバロンには意識はしてほとんど持ち合わせておりませんでした。やはりロートシルトと言えばラフィットとムートンが有れば・・・・・。そんな贅沢な感覚も、ここ数年前のシャンパーニュへのこの一族の進出から認識を変える機会で。
彼らの仕込むシャンパーニュにも参加するリストラックを本拠とするエドモンド伯、特に近年のものでも他の2家とは全く異なるステージにはおりますがこの’88は中々綺麗な熟成を経ており十分に彼らにもアプローチしていける味わいのもので。
メルローのしなやかさに、これまたほろ苦い余韻がたまらなくこの季節にほっこりと。お買い得な1本で。

                        Sommelier R.Imamura