Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

Gaudichots

週頭から仕事用のセントジェームスのシャツを忘れてしまい。少し考えた挙句しまいこんでいた白いプレーンなワインシャツが蝶ネクタイ用のシャツの中に1枚だけ迷い込んでいたのが幸い。久々に白のワイシャツを着ましたが、少しだけですが痩せたのかな?以前はパンパンに張っていたお腹部分がそれほどでもなさそうなので・・・・。それとも日焼けした顔色が、錯覚を感じさせているだけかな?
休日は久々に伊勢丹さんへ。母親と義理の母親の誕生日のお祝いを購入に。珍しくあっさりと決まりましたが、僕はアタと言う素材の籠を。まま、小さな籠まではいかない受け皿のようなものでこれを懸案だったおしぼり受けに。15年間使用されていた木製の塗のおしぼり受けの痛みを感じておりましたので。愛らしいものなのですが、唯一の問題点は作成工程に燻しがありスモーク・チーズの香りが使い初めには。レモンを擦りつけはしましたが、少しだけご辛抱を・・・・。
それにしても地デジに変更されましたが、私が通うジムではマシンに備え付けられたテレビの対応が為されたおりません!問題だ!
で先週末のまま何とか何とかの土曜日ワインは
・Gevrey Chambertin Cazetieres’90 Dupont Tisserandot
・Vosne Romanee Les Gaudichots’97 Forey Pere & Fils
・Cabernet Sauvignon’02 Pillar Rock Stags Leap District Napa Valley
・Ornellaia’91 Tenuta della Ornellaia
ワイン狂のドクターご夫婦。まま、世代も大分僕とは異なりますし飲まれたきた歴史もまた。また、そんなことも含めて可愛がっていただけているので結局飲み会のように飲み友達状態で。
DRCとイケムに関してはやはり認識が強くあられ、そこに関しては僕も同意見です。ただただ、その他のブルゴーニュの造り手に関しては・・・・・・。
ヴィンテージ’90に関しては、非常に思い入れも有られるようでこんなボトルが使い易く。それでもカズティエは中々のコストにも苦しめられますが。
やや、熟れた感覚もありますが今は非常に綺麗な段階かな?個人的には少し崩れ始めたころが。
ハーフをもう少し。ゴーディショ、お恥ずかしながら試してみたかった1本でした。ラターシュに組み込まれるそんな印象が強いプルミエの立ち位置でしたので。この’97のハーフは流石ですね、若さは否めないのですがやはりこのクラスのピノ・ノワールの余韻の存在感はちと違います。べたな表現ですが高級ワインの味わいがここにはあるんだよな。まだまだ寝かせてあげたいけど後2本しか買ってないんだよな・・・・・。
少し休憩していると久々のドクターが団体さんで占拠いただく形に。結果、動きの少ない晩でしたので有難い限りですがやややや長い晩に。
ボランジェからのスタートでしたが、8名様ならばあっという間で。
比較的、強めの味わいがお好みのムッシュでしたので今月のひつこくナパを。明らかに濃密でエスプレッソのようなピラー・ロック、近づき易いのですがエレガントかと?問われると・・・・。
まま、万人受けスタイルで上質には変わりない。
〆はごめんなさい、やや個人的なエゴも。まま、3本あれば1本くらいはお見せのスタイルのエゴにもお付き合いいただければ。勝手ではありますが。ただただ、何も言わずに若い重たいものをお出ししているほうが単純に利潤は厚いのですが新たな出会いもよろしいのでは?
トスカーナボルドー・スタイルの3大アイアのひとつのオルネライアは、最もバランスの取れたボルゲリの優等生のような気が。この’91も流石に熟成感を醸し出し、バランスが美しくピュアな果実の香りが。ボルドーのような、ややカビのニュアンスなどは微塵も。あっけらかんとその素性の良さを映し出す素直に美味しいボトルで。

               Sommelier R.Imamura