Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

意外な週初め

本日は銀行さんにお伺いしまして、3年前に購入いたしました住宅の35年ローンの金利の見直しが迫っておりまして。政治の情勢もあり、中々決めにくい状況もありますが改めて長い借金の返済に考えさせられましたがまあこれも現実ですので少しでもお早くお返しを。
さて、昨夜の意外に動きがございました週頭のワイン達は
・Guilhem de Fargues’96 Lur Saluce
・Ornellaia’92 Marchese Lodovico Antinori
・Hermitage La Chapelle’70 Paul Jaboulet Aine
・Boizel Brut’99
・Corton Perrieres’86 Dubreuil Fontaine
中々、体調が優れられない何時ものムッシュでしたが今宵は手持ちも含めて3本を。先日のドーヴネのフォラティエール’90のお咎めも無く、安堵の瞬間もございましたが、だからこそ申し訳なさがひしひしと。
お食事も合わせて伯爵の所有畑のファルグの珍しい辛口の白の熟成から。イグレックほどではないものの、貴腐のニュアンスを感じさせる上質なボルドー・ブラン。
お気持ちの問題でしょうが、今宵はややしっかりめをご所望に。’92ヴィンテージながらもオルネライアはボルドーよりも強固な酒質を誇り。デキャンタージュで姿は見えては参りましたが、産地を変えるのもワイン選びの楽しみのひとつかと。
最終はジャブレの’70を。これはお持ち込みの1本でしたが、原価を知ると驚かされましたがかなりの高額商品で。確かに評価の高い1本なのでしょうが、これが意外に裏目に。美味しいのは間違えないですが、ローヌの熟成に求める妖艶さはなりを潜め40年近い遷ろいは穏やかにしか・・・・。
お財布を忘れられた、こんな時にもご常連様で信頼関係が有る方だけに。まあ、皆様にもお支払いのスパンも有られるでしょう。
ビジネス・ミーティングに近い状況でしょう、業界的にも比較的私にも近い年齢の方々のお話には面白みが。
ボワゼルの爽やかさとコクのバランスを楽しみながら、グラン・クリュのコルトン’86は今宵のお話の内容にはややエレガントすぎたかもしれませんが、まあ随分ここまでに飲まれておられるでしょう。包み込むようなブルゴーニュピノノワールのしなやかさに心鎮めて。
Sommelier R.Imamura