Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

贅沢な3大Aia’88を

本日のお昼間は、週3ノルマのジム通いに。また、帰り際には伏見稲荷さんへ8月の最終のお願いをしに。何時もながら気持ち気持ち!と思いながらも小銭しかお賽銭には投げ込んでいないのでご利益の程も如何なものかと・・・・・。
また、新しいリーダーの決定にも期待は色々ですが”泥鰌と金魚の例え”は幾分興味深く聞きました。
で昨夜の偉大な3大Aiaは
・Jordan Sparkling Wine Company’88
・Ornellaia’88 Tenuta della Ornellaia
・Sassicaia’88 Tenuta San Guido
・Solaia’88 Antinori
・Chateau Gilette Creme de Tete’78 Sauternes
いやあ、銘柄を羅列すると本当に贅沢なトスカーナの逸品が。まま、それでもこのボルゲリの銘醸ワイン3本はお持込だったのですが・・・・・。
流石に臨時営業をさせていただくだけの理由にもなる興味深いテイスティングになることも間違えなく。
先ずは前座のようにカリフォルニアのスパークリングを。ここにも’88を宛がう辺りには、やや厭らしさも感じさせられますがこんな機会はそうそうないので。
で3種は一気に抜栓しデキャンタも。仕入れルートは3種とも異なるようでしたが、裏張りには何時もお世話になるあの業者さんのものも。
やや残念なのはサシカイアが吹いた形跡が見受けられたことだけかな?
個人的には、ボルゲリの熟成はボルドーよりもピュアな果実味が明確に感じられ曇りのないスタイルの印象が。ただただ、僕にはやはりまだ若すぎた・・・・。
オルネライアの甘みの芳醇さが、最も美味しく感じられたのですが最初は残る2種は非常にタイト。
シガーを燻らせたりしながらゆっくりと嗜む程度でしたが、2時間ぐらいでそのグラスの中身はサシカイアが本来のパワーを。おそらくは最も高価な太陽がいっぱいは、その真価まではもう少し熟成の時が必要かな?
〆は’88ではないですが、ジレットのクレーム・ド・テートの’78を。クリスチャン・メドヴィルの貴腐は熟成を経てやっとリリースされる逸品。個人的にはイケムの次を走るような甘美な1本で。永遠の命を与えられたこのボトリティスは、優美ながらもまだまだそのベールは幾重にも。

                        Sommelier R.Imamura