Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

コレクション’90

海底から引き揚げられたクリコのシャンパーニュの1820年代のボトルが350万円で落札されたようです。タイムリーな話題でしたが、本日の我が家の地下セラーに納品された大量のボトルの中に流石にここまで古くはないのですが1898年のボランジェが遂に届けられました。
まま、正直状態等は暗く冷たい海底で安定保存されたものとは雲泥の差でしょうが。目減り分が気にはなりますが、五分の三くらいの量かな?澱も大分出ておりますが100年以上前のしかも個人的には思いも強いボランジェのボトル、シンプルな昔の白地に黒文字が躍るだけのエチケットや非常に分厚いガラス瓶もまた貴重な1本であることは間違えなく。
どうでしょうかね?お誘いいただいている、昨年もございましたロマネ・コンティのワイン会ですが今年はDRCのモンラッシェとジャイエの会が予定されております。ここにお持ちしましょうかな?検討中です。
また、今回は貴重なシャンパーニュも多くクリコの’64のハーフ、モエの’71ハーフ、ローラン・ペリエの’73’77、モエ’78なども。赤ではDRCのサンヴィヴァン’81や破格だったランシュ・バージュ’73なども。
また、グラス・アイテムのロゼでシャルロパンを昨年も頂いたのですがそう考えるとこのロゼは年間でも12も使用していないんだな・・・・。まま、そんなものか。
また、白のお気に入りの銘柄で希少なパスカル・コタのサンセールが。今回は’98ですが、懐かしく確か’88だったかな?過去の記憶ですがトロトロの酒質はシャルドネにも勝る極上だった気が。中々見かけない銘柄です。
長々でしたが、昨夜の極上は
・Taittinger Collection’90
・Corton Charlemagne’92 Michel Voarick
前半は久々の歯科医Kでしたが、アペリティフにルージョのヴォルネイ’92を啜られながら持ち出しでブリュノ・クレールのマルサネ’96を。不甲斐ないサッカーの展開にやや消化不良感も否めませんでしたが。
寂しき展開ながらも何とも深夜もう閉めましょうか?な時間に同級生のムッシュ、共通の面識がある方のお誕生会でストレスが溜まられたようで〆に。
若いかな?との危惧は一瞬にして。極上のブリオッシュの香りに笑顔しか。流石テタンジェの特別なラインは’90の偉大さを抜群に。コルネイユのデザインの’90のボトルは失礼ながら確かにムッシュの言う子供が描いたような太陽の如き赤丸が印象的。珍しくボトルをお持ちに、お父さんになられましたからね。
〆はシャルルマーニュ’92、白は交換を抱くこのヴィンテージ。いぶし銀のドメーヌのヴォアリックは黄金色を帯びたトロミのある酒質に酒量は増え、当然シガーの我慢の限界に。
モンテクリストが呼んでいた・・・・・。    Sommeleir R.Imamura