Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

今宵も極上が

本日のお昼間もこれで最終かな?ワインの納品が。久々に西村さんも自宅地下セラーにお届けもいただき”これだけ買ってよく資金繰りが滞ってないな?”の一言も。
今回は彼からはヴェネチアのクインタレッリのヴァルポリチェッラ’93にミアーニの赤の’07を。ジャン・ジャック・コンフロンのコート・ド・ニュイの’98マグナムなどもありましたが、’09ながらも記念のエチケットのクロ・ド・レアのマグナムも。
他社さんからはルイーズのロゼ’89にクロ・ド・タール’75なども。セラーは完全にフルの状態で。
また、今日は久々にCDを購入しまして。先日の休日に何の気なしに見ていたテレビにバレエ・ダンサーの熊川達也さんが。お勧めの曲に選ばれていた”蘇州夜曲”がアン・サリーさんのもので衝動買いを。熊川さんのお人柄は世界のトップにおられる心持もより感じられ、またこの曲も含めて”星影の小径”もまた有名な曲でしたね。心穏やかにさせられる素敵な1枚かな。”Moon Dance”
で昨夜のいやはや極上のシャンパーニュ
・Salon Blanc de Blancs’95
・Chateau Pichon Laland’90 Pauillac
・Romanee Saint Vivant’76 Robert Arnoux
・Barbaresco’76 Gaja
・Chateau Beychevelle’65 St Julien
・G.H.Mumm Cordon Rouge’61’02
・Gaia & Ray Chardonnay’99 Gaja
・Bollinger Grande Anne’90
・Cristal’79 Louis Roederer
いやはや、最後は疲れてしまいました。グラスの洗浄すらまゝならない状況にお恥ずかしく。
葉巻のドンの竹川さんがお連れになられたムッシュは20代後半ながらも素晴らしいお人柄なのには色々な要素が見えます。
久々に舐めたサロンの’95はまだまだフレッシュ。ながらも流石の凝縮感が見て取れ。
ラランドの’90はハーフですが、この辺りを見つけられるのも流石。
〆はルーミエのヴージョ’88と悩まれましたが、このアルヌーの’76サン・ヴィヴァン。リコルクものでしたが、二口目からの豹変が妖艶で。
何時ものドクターのお相手が、中々出来かねていましたがガヤの’76は好みの飲み頃に達しておりました。先日の’79が嘘のように。
2本目のベイシュヴェルは難しいヴィンテージ’65を。いやいやこれもまた完璧な状態で、鉄の味わいもありましたがまだまだ活き活きとも。ワインの命はどこまでも・・・・。
これもまた’60年代のシャンパーニュ。神戸からのムッシュに同級生のムッシュも含めてオールド・シャンパーニュに期待いただいているのもひしひしと感じます。
カサブランカにも使われたこの”君の瞳に・・・・”は’02との比較も野暮かもしれませんがノスタルジーで。また、こちらのムッシュにひょうなことから’34のクリコの空きボトルを差し上げることに。なんとこの’34ヴィンテージのMGを所有されているそうで。MGってそんな頃からあったんだ・・・・。ヴィンテージ・カーですな、本物の。
こちらはお座敷から、何とか抜けてこられたムッシュは辛うじてのハーフで。ガヤのシャルドネはやはり絶品のイタリアン・シャルルマーニュ
〆はボランジェのグラン・ダネ’90を持ち出された何時ものムッシュが。戻られてからはお預かりしていた’79のクリスタルを。これが素晴らしいことに泡が活き活きと立ち上がるのです。久々に高揚しました!外観の熟成具合も頃合い良く素晴らしくまろやかにして甘美な蜜のニュアンスを。
やはりクリスタルはまたひとつのシャンパーニュの偉大なキュヴェかと。もちろん熟成したものに限りますが。
凄まじいグラスの量だ・・・・・・。

                Sommelier R.Imamura