Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ご縁はやはり長い方ばかりで

本日のお昼は、法務局へ。正直、自身の店舗を株式化しなければおそらく一生お伺いすることなどもなかったでしょうが。お蔭様で苦しい状況ながらも”ぶどうの蔵”の権利を買い取らせていただき何とか何とか3年の時を経過させていただけそうで。で、それに伴いテナントの契約の更新を。で、3年前は当然ながら個人の名前で契約させていただいたのですが今回は会社組織に名前だけはなっておりますので大家さんへの提出書類が必要で。
梅雨らしくないここ数日ですが、ヴィンテージ’66のトライアンフ・ボンネビルのキック1発で気持ち良く丸太町までのしばしの風を感じる野暮用でした。
で昨夜のやはりシャンパーニュブルゴーニュの晩は
・Monthelie Hospices de Beaune Cuvee Lebelin’87 Charles Vienot
・Louise’88 Pommery
・Beaune Les Cent Vignes’76 Coron Pere & Fils
・Gevrey Chambertin’85 Henri Raul
名古屋からの久々のムッシュ、前半の閑散としたカウンターでのお話し相手のような感じで。
入れ替わりのような感じで、微妙なご縁を感じさせられるその業界の方が入れ代わり立ち代わりながらも。
何時ものムッシュ、今宵は’88のマダムを伴われ。産まれていない’87ヴィンテージと言いながらも、ネゴシアンのシャルル・ヴィエノはオスピスへも安定した味わいを提供しておりました。このタルはレストラン・リンデンボさんの落札分のようで。
そうか、蛇足ですが舞台の柱の修復をされているのですね。だから僕には理解出来ない何時もとはまた異なる世界観のお話をされていたのですね。ニュースで遅ればせながら・・・・。
2本目は、シャンパーニュに久々でしたので’88を。ストーリー溢れるルイーズは、また花を添える感じでしょうか。先日の’90コレクションよりもまだまだ元気で滑らかさもございますが溌剌さも。やや、頑固な’88もまた愛らしく。
ここにもご縁が、縄手でばったりのようで宗匠に芸妓さんにお着物屋さん。京都らしいと言えばそうですが、横はお坊さんだけに気を許しながらも気を抜けない・・・・。
コロンの’76ボーヌ、先月も活躍しましたがぐっと熟れた熟成感を放ちながらB反を渡せ!の連呼が響いておりました。
久々にお一人でムッシュが、〆のアンリ・ラウルのジュヴレ’85。’85にも色々ですが、やはりこの銘柄も先月も使用しておりましたが十二分な果実の膨らみも。忘れられない’85も沢山あったかと・・・・・・。

                   Sommelier R.Imamura