Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’02’99’90’85’57

本日のお昼間もジムに。週末の毒素を吹き出した感じで。
そして年末ながらもワインの入荷は続きます。2ケースと半分の多めの量でしたが、シャンパーニュはマグナムの’90アンシャンテルール。アルザスからはアルザスロマネ・コンティのトリンバックのクロ・サンテューヌ’85’81とゴージャスで。ブルゴーニュの白は珍しいアルヌーのアリゴテ’86にマコンのテヴノーのボトリテュス’92に’99の辛口も。
赤はローヌから’94のギガルにカリフォルニアからはリッジのモンテ・ベロ’00、コッポラのルビコン’89、そしてまたまたハーランの’96が。
仕上げはブルゴーニュの赤で’86のルーミエのシャンボール、’83のマルトレイのコルトン、’74のゴヌーのポマール・リュジアンも。こちらもまたまたDRCがどちらも’76ですがエシェゾーにラターシュが。これだけでも、中々のお支払い額になりますが・・・・・・・。
で昨夜のこれまた極上は
・Pommery Louise’99
・Aloxe Corton’57 Louis Latour
・Chateau Coutet’90 Barsac
・Meursault Les Luchets’85 Guy Roulot
・Bollinger James Bond007’02
激しさとは行きませんが、やはり12月らしい素晴らしいワイン達で。これで今月の特集のワイン達も随分欠品に。
吉野からのムッシュでしたが、お話の限りでは今年初だったそうで。そんなに来られてなかったかな?そんな気もいたしましたが、今回はわざわざ。ルイーズの’99も若い味わいながら流石のプレステージで。滑らかな泡の質感は綺麗で女性的。
一気に飲み込んだブルゴーニュの赤は’57のアロース、香りにお醤油が混じりながらも強い甘味がしっかりと残るあたりがこのルイ・ラトゥールの安心感を。こちらのワインは少なからず残されたので他のゲストにもテイスティングの機会が訪れましたが、皆様の認識も大きく変化される素晴らしい古酒の世界観かと。
ホテルで就業されるムッシュでしたが、グラスにて先のアロースにこのクーテの’90を。決して安価ではないもののやはり生業とされている方にはこのぐらいの何処にでもあるものではない極上をお試しいただきたい限りです。
こちらも何時もの芸妓さんにムッシュと。何時もながらの白ワインでしたが、世界レベルでは評価の高い造り手のようですルーロ。ほとんど玉数のない希少なボトルですが’85ともなりますと、もひとつ豪華な逸品。とろりと滴るシャルドネの濃密な質感が年末にも相応しいもので。
昨夜の〆は、これもなくなることにのシャンパーニュ。パッケージ商品ではありますが、ボランジェの007バージョンは中身の方も流石の仕上がりで。’02の若さは否めませんが、骨太のピノ・ノワールの味わいを表現する彼らのスタイルが顕著に感じられるグラン・ダネで。

                      Sommelier R.Imamura