Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

Marquis

本日のお昼は、今年から2月に1度の税理士さんとのミーティング。収支の問題も気がかりではありますが、今回はそれに合わせてテナント大家さんとの3年契約も最終月ですので更新の契約書の確認と健康保険所からの抜き打ちの呼び出しがありまして。まま、確認を無作為にされているそうですが面倒な時間を取られます。仕方ないか・・・・。
それにしても収支にかんしては、明らかに3・4月の数字に問題がはっきりと。あの震災の影響も否めないでしょうが昨季と比較すると、いやはやの結果で。9月が株式会社ぶどうの蔵の決算月になります、挽回に励みたい!
で昨夜の伯爵のワインは
・Volnay’98 Marquis d’Angerville
中盤には何時もの芸妓さんとの飲み友達状態や後半には九州からの方が祇園町の居酒屋さんからのご紹介であったりではありましたが、ゆっくりすぎる時間が。
深夜に飲み込ませていただいたマルキのブルゴーニュは、このエリアの御三家的な存在にも数えられる特別なドメーヌ。プスドールとラファルジュももちろん素晴らしい、個人的には断然プスドールに肩入れしてしまいますがこのダンジェルヴィーユは錯覚かもしれませんが何処か貴族的で気難しさもまた魅力的に。そうなると、何となくラファルジュが可哀そうな気もいたしますがままそこはそこで。
抜栓直後はやはり豊満な果実味ながらもどこかしら硬さも感じられるのです、ヴィンテージ’98のキャラクターにも感じられますがコート・ド・ボーヌの珠玉は時間と共に気が付けば硬いベールをするすると。シルクのようなガウンをするりと脱ぎ始める瞬間がところどころに感じられ芳醇なコンフィチュールに。
シガーがそこに有れば・・・の気持ちは、偶には我慢我慢の気が付けば明るいこの季節。

         Sommelier R.Imamura