Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

休肝日

変わらず花粉症の猛威におののいておりますが、本日は少しだけましなような?お昼間の安静が効いているかも。
今年は鼻よりも現状は、とにかく目が本当にウサギのように。おまけに腫れてただでさえ、小さな目が一段と。目の洗浄後にはゲストの皆様に”大丈夫か?”のお声が多く。
後、2か月近く耐えられるのだろうか?
で昨夜の穏やかな展開は
・Lirac’98 Roger Sabon
・Volnay Santenots’87 Hubert Rougeot
前日のシガーと極上のシャンパーニュにマグナムで、今夜は穏やかに過ごしたい!そんな思いは中盤から途切れてしまいましたが、良いのか悪いのか軽い休肝日にはなったような。
有難いことではありますが、5品のお料理を心を込めての時間の間はほとんどお相手は出来ません。まま、今宵のお二人には邪魔は不必要だったからいいか。
グラスでも平行して使用しているロジェ・サボンの美しい響きのアペラシオン。’98のこなれた味わいに、個人的にもローヌのむせ返るような香りの大きさも無くエレガントさに魅かれており。
大分、期間も長くなりましたがそろそろボトル対応だけになりそうな時期です。今後もローヌからはシャプティエのクローズ・エルミタージュの’99が候補ですがグラスでもチャーミングなローヌの逸品がそこそこの飲みごろで楽しめるのも楽しい機会では?
’87と’85を纏めて仕入れた値ごろ感の熟成ブルゴーニュ。ただただ、やはり価格は正直で目の覚めるような段階の味わいとは流石に。ですが、これも理解していただきながらの熟成感であればバリエーションとしてはとても。
やや、すえた印象も否めませんがピノ・ノワールの軽やかでありながらも奥深い果実味の世界観を体感するひとつの銘柄でも。ちなみにこれが’85に変わると流石にまた異なる素性の良さが表現されるのですが。これは後数年でもっと化ける気がいたします。10本はセラーの一番下のケースに。
3月の中盤に差し掛かろうとしていますが、今年もまた寒さがぶり返して。花粉もありますが、お人の出は如何なものでしょうかね?

             Sommelier R.Imamura