Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

My Heart

変わらない寒さ厳しい中、本日のお昼は久々に銀行に。月末のお支払いの予定の確認と日々の現金の売り上げの入金に売掛の入金確認、それくらいのことですが距離にして数分でも足は重たくなるものです。
合わせて今回は先日の小切手の現金化も含めて窓口での作業もあり、何か随分時間がかかったような?
その後食材の買い出しもちょっとだけ、ベスパでブンブンと。帰宅時に受信されていたワイン業者さんの2月のオファー・リストに慄きながらも、時間差で確保出来なかった銘柄とオールド・ブルゴーニュの少なさに これもまた中国の影響かな?と心配も新たに。
で昨夜のワインは
・Chateau Bellefont Belcier’94 St Emilion
・Cotes du Rhone Mon Coeur’03 J.L.Chave Selection
高価で最高級のランクに位置された祇園町に近年オープンされたホテルさんからジムで汗を流す中、ご予約を。2011年版のミシュランさんでこちらのホテルさんの存在を存じておりましたので、すんなりと意味合いを理解出来ましたが屋号等では解り難い印象もございましたので。
そんなスイートにお泊りの今宵のゲストは、最近ですかね?ワインに興味を持た良くも悪くも貸し切り状態の時間帯に質問攻めで。しかもご縁を感じるあたりが東京からの顧客の方にご紹介いただいたそうで。
こういった方には、グラスでまず色々とご自身のお好みを知っていただきたい。折角15種以上はバイ・ザ・グラスでも対応可能ですので、一気に量は少なくても。結局、どうやらボルドーの’90年代ぐらいがしっくりのようでしたのでコスのセカンドにこのサン手ミリオンのグラン・クリュを。同じヴィンテージで川を挟んでスタイルも異なりますが、抜栓後数日のパゴド・ド・コスの纏まりの割にはメルローのしなやかさが身上のベルフォン・ベルシェの強靭な味わいにグラスでの変化がまた面白味を。
深夜は非常に若さみなぎる’03のローヌを。来月のお勧めでもあったのですが、このハートがあしらわれたシャーブのセレクション・ライン。また、にくいことに裏ラベルには”My Heart”と記載されている辺りも難い演出ですが、強い甘みは’03の特徴でもあり。ですが、やはり個人的には余韻のやや粗いタンニンにノック・アウトされるパワフル・ローヌ。
Sommelier R