Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

あけましておめでとうございます

新年、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。優美なワインとの出会いをまた皆様と。

さて大晦日の昨年の〆のワイン達を。
・Cornas La Louvee’00 Jean Luc Colombo
・Chateauneuf du Pape’96 Henri Bonneau
・Chateau Tertre Rothboeuf’96 St Emilion
・Egly−Ouriet Blanc de Noirs Grand Cru
・Chateau Rol Valentin’96 St Emilion
いやはや素晴らしいワインの数々でしたが、今宵は全てを4名のお初のゲストにお国柄を感じさせられ。
スイスからの二組のご夫婦の年越しを兼ねたご旅行のカウント・ダウンにご利用いただけるのもとてもありがたく。
お好みがはっきりと感じられる銘柄に楽しみも見出されましたが、最初は軽いジャブのようなコルナスを。数年前のトレンドのような気もしますがジャン・リュック・コロンボのこのキュヴェも熟成を重ねておりローヌの良さのジビエのブーケを。
2本目はアンリ・ボノーを合わせてテルトル・ロトブフをご注文いただける辺りに呑み助の万国共通は変わりなく。より洗練されたローヌの質感に共感されたマダムでしたが。
この辺りのサンテミリオンを選ばれるあたりでワインへのキャリアが感じ取れます。最近ではなく数年前からの評価を良く良くご存知かと。ぐっと滑らかさに上質な高貴さをプラスさせるところがボルドーのブランドでしょう。
年越しの瞬間は悩まれながらも、エグリ・ウーリエのピノノワール100%の稀少なキュヴェを。ヴォリューム感がありながらも滑らかな泡の喉越しに新年一発目の贅沢さが漂い。
〆はロル・ヴァランタン’96。’96繋がりなのもやや腰の強いものを好まれる印象で意外にがっちりのメルローでやや閉じこもっている感覚でしたがこのワインのオーナーさんの前職のお話で華が咲き一段と濃密な晩に。
新年を祝うワインにブルゴーニュがなかったのはやや残念でしたが年始は5日の月曜より営業させていただきます。ぜひぜひ今年もワイングラスを傾けに祇園街へとお待ちしております。

         Sommelier R.Imamura