Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

Morey Saint Denis

アジアの中では、勝って欲しい。世界の中では、それでも中々頑張ってくれもしましたが。昨夜のサッカーは本当に顧客の皆様には失礼いたしましたが、随分小さなワンセグでリアルタイムに。
勝戦が土曜日の深夜と言うのも微妙な気がいたしますが、とにかく今回はドラマチックと言いますか何ともいらない失点のシーンに思わず叫んでしまう場面が何度も。
まあ、見てる方はそれもまた面白く。あと1つ頑張ってほしい。
で昨夜のモレ・サン・ドニ
・Morey Saint Denis Les Chaffots’99 Lucie et Auguste Lignier
・Morey Saint Denis Blanc’88 Dujac
・Morey Saint Denis 1er Vieilles Vignes’92 Hubert Lignier
・Beaune Champs Pimont’99 Louis Jado
・Chateau Leoville Las Cases’83 St Julien
中盤から何か一気に。バタバタとしながらもカウンターでは、全ての顧客のモレ・サン・ドニが開けられていたのはどなたも気づかれなかったかな?しかもユベール・リニエの意味深なボトルも含めて。
ビジネスの方向転換で、何とか何とかとおっしゃられましたが流石です。お待ち合わせの間の、ハーフでしたが若さは代替わりなので仕方ありません。ただただ、美しい果実味が溢れんばかりのプルミエは素性をしっかりと。
シャンパーニュは思惑は外れましたがテタンジェ・コレクション’88はお取り置きに。で、何時も通りのブルゴーニュの白を。デュジャックの白の熟成はこれまた珍しい。たった1本の手に入れたボトルでしたが、こんな機会には惜しみなく。白胡椒のスパーシーなアロマに青林檎のニュアンスも残しながらも蜜が感じられ。
先代とは言え、若くして亡くなられた彼の’92。難しいヴィンテージながらも深い薔薇のブーケに繊細な余韻の繋がりが何とも残念な方をと思わざる負えない。
ネゴシアンながらもやはり’99は、それなりに十二分に納得出来る。ねっとりとした果実味ながらも途中一切お相手出来なかったことが悔やまれます。
こんな時間から?の大量のお料理のオーダーでしたが、ある意味有難いです。今宵唯一のボルドーは、滑らかに熟成した2級の特別を。 
Sommelier R