Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ブルゴーニュ

相変わらずの寒さが続きますが、来週には天気予報では意外な暖かさが一時訪れるような?今日のお昼のノルマのジム通いの帰りに、ふと見た自宅界隈の疏水沿いの桜の木には立派な芽が沢山。あと2か月もすれば、個人的にも自宅近くの桜の大きな木には毎年毎年足を止められる美しさと儚さが。
残念ながら、自宅のミモザの木は昨年枝を落としてしまい楽しみが一つ減りましたが裏庭の薔薇の木は、手入れは全く出来ておりませんがこちらも春に咲くであろう芽がびっしりと。
その前に花粉症が恐ろしいですが。
で昨夜のブルゴーニュ
・Nytimber Blanc de Blancs Brut’96
・Vosne Romanee’04 Domaine Leroy
・Charmes Chambertin’73 Louis Latour
1月も後僅か、思うように伸びていない数字の難しさではありますが今宵も中々寂しき展開で。
思わずうとうとと、そんな時にこれまた非常にご無沙汰のドクターが学会の都合で今年も京都に。昨年末は、御嬢さんの誕生にご自宅の購入などとバタバタされていたのでしょう久々のお元気なお顔に嬉しくなりました。
再会のシャンパーニュは、ナイティンバーのブラン・ド・ブラン。’96ももうこれが最後の1本でしたね、幾分の熟成感が楽しめる段階に入るイギリスのスパークリング。以前の’01でその実力を確かめ、この’96で熟成にも耐えうる品質と地球の温度変化を感じさせられずにはいられないもので。
彼もまた住宅ローンを抱えておられ、ややコストにもご注文があられこれはこれで当たり前かと。それでも極上のドメーヌ・ルロワの香水を。
相変わらず何とも素晴らしい芳香とバランスの取れた妖艶な甘み。何度もマダムのワイン造りのマジックを感じさせられますが、シガーを燻らせながらの同世代の男性のお話はこれまた尽きないもので。
深夜に珍しい感じのお二方の組み合わせ、ままワインラバーならではの展開かもしれませんがやはりブルゴーニュの赤を。4本ほど並べさせていただきましたが、最終はお勧めさせていただく形に。
ヴィンテージの出来は否めないものの、余韻に隠れるややひねた感覚の味わいにノスタルジーを感じずにはいられません。’73だから?かもしれませんが、決してそんな深い意味では無くてグラン・クリュでネゴシアンの安定感を選ばせていただいた形に。 R