Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

日本資本のボルドー

4月のスタートは、夜半から降り始めた文字道理お花見に水をさされた感じのすっきりしない走りはじめに。川向のお師匠さんは、3回転の大忙しだそうでジェラシーも。また、対昨年を考えるとワインバーはいったい去年のすさまじさは何だったんだろうとしみじみと・・・・・・・・・。
さて、今宵はありがたきご依頼を含めた日本資本のボルドー・グラン・ヴァンと今月にお勧めしているオーストラリアとローヌの逸品が。
・Chateau Lagrange'88
・Shiraz'99 Windowrie Estate
・Croze Hermitage'04 Yann Chave
昨年、シャトーを訪問させていただけたサントリーさん所有の3級格付けのグラン・ヴァン。ヴィンテージも’83に買収が成功し軌道に乗り始めた中々のできのもの。いつも、お二人でボルドーを楽しまれるカップルの仲むつまじさは祇園の色々な関係に於いては清清しく安心感も。ワインの方も充実した果実味に、やっと迎えつつある飲み頃へとステージを変えておりました。また、今月にお誕生日を控えておられるマダムのバースデイ・ヴィンテージのご依頼を。毎度のことながら初トライのお産まれ年を扱わせて頂くことは、私なりにもとても光栄で。問題はヴィンテージ’72と言うことだけなのですが・・・・・・・。手持ちのにモメサンのコルトンとヴォルネイ、ボルドーのグリュオ・ラローズがございますがもう少し探してみようかな。
桜の時期に使ってみようと昨年より暖めておりました、シラーズ。エチケットが桜の描かれたもので、いやらしくもお勧めしたく!酒質も果実味優先ながらも熟れたタンニンに落ち着きがありヴォリューム感のある納得の出来では。グラスにてもご案内できます是非。
少数生産のクラシックな造り手のヤン・シャーブ。ヴィンテージも若すぎなものの、これがどうして。いつも「ワインが本来の姿を現すのは少なくとも10年の時を経てから」と生意気にも言い続けている私ですが、このワインなどはそれを感じさせない若さが楽しいチャーミングさも。リストのなかにも幾つかは、そんな理由のリリース直後のアイテムがあるはずです。ただ、このクローズ・エルミタージュは本数が少なすぎる・・・・・・・・・。
さあ、今宵は雨ながら日曜日の臨時営業ほんの少しご予約もございます。まあ、ゆっくりと。

             Sommelier R.Imamura