Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

エッチング

強烈な寒波の影響で、今年は京都も雪景色が何度か見られています。昨日の休日も所要で、久々に家族で四条通り界隈まで車で。昼食をはち切れんばかりに頂いたのですが、通りを見ると吹雪いており。積もるまではいかない結果ではありましたが、昨年の猛暑に今年の厳寒はどうなってるのでしょうか?
また、個人的には’99年に家庭を持ちましたがこの日で12年目を迎えました。何時も迷惑ばかりを家族にはかけておりますが、これからも家族円満であることを。ちなみに晩は、そろそろ面白味も出始めているブルゴーニュの白を。ミシュロのムルソー・クロ・サン・フェリ’99、余り聞きなれないモノポールでしたがアペラシオンのイメージ通りのミネラルの質感からあふれ出す果実味と熟成感に由来するコクと甘みが凝縮されており。まま、偶には自宅でもワイングラスを傾けることも。
微妙に抜栓が、ソムリエナイフがないと失敗もあったり意外に家族の前の方が恥ずかしかったり。
で先週末の土曜は
・Henri Giraud Fut de Chene’98 
・Morey Saint Denis’99 Lucie et Auguste Lignier
雪の予報もありましたが、週末はそれ程では。ただ、僕のカウンターは静かな展開で。
遅がけの御常連さんは、やはりシャンパーニュを。久々のエッチングのボトルは、幾分穏やかにまろやかさを湛えておりました。
これも機械で削っているのだろうな?ボトル1本1本に刻まれる紋章とワイン名にヴィンテージ。また、コルクの留め金も昔ながらの大きなホッチキスのような金具で留められており。
そんな、昔ながらの拘りが込められたフット・ド・シェーヌはアイ村のグランクリュから。この村は、最愛のボランジェが居を構えますがそう言えばどの辺りの場所にメゾンは有ったのだろう?調べることは、まだまだ沢山ありましょう。
ユベール・リニエの不幸の後に彼のボトルも幾つか買い求めたものです。その為、ごたごた後の代替わりしたこのドメーヌのボトルは手を付けていませんでした。ところが、流石の味わいにこなれており。偉大な’99と言うのもありますが、父親譲りの豊満な果実味は村名クラスでも隠せないくらいに。中々、価格がお利口とは言い難いのですがやはりテイスティングをしてあげる機会は作ってあげないとと反省しました。Sommelier R