Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

Mazy

今年もインフルエンザが、気に成る季節になりました。本日は僕を除いて家族全員が予防接種に行ったようです。僕は、流石にお昼前には起きれなく来週あたりに伺おうかと・・・。
ですが、インフルエンザもそうなのですが個人的にはおそらく来月から訪れる花粉症の方が。昨年の10倍以上とか言われているだけに、今年は覚悟もしておりますが何とかならないものだろうか?
で昨夜の後半の極上は
・Delamotte Blanc de Blancs’96
・Mazy Chambertin’79 Armand Rousseau
・Darmagi Cabernet Sauvignon’83 Gaja
月半ばになり、新年の御挨拶代りのゲストの動きもひと段落のような。連休明けからは、何か意図する部分とは異なるお客様の動きもしばしば。
出来れば何でも良い、そんなグラスワインのご所望は如何なものかと?折角なので、偶にはもう一歩踏み込んでいただいても。
深夜の展開は、色々な思惑の中で素晴らしいワインが。
まだまだ、若さは否めないドラモットの’96ですが市場には稀な存在にもう成りつつあるような。意外にも今回のボトルは先日のものよりは、酸に穏やかな味わいがあり円みも。この辺りが、ワインの引きと言いますかより良いボトルを引き当てる顧客の方々の存在にも意識させられます。
いつものご予算よりは幾分余裕が出たドラモットでしたので、シャンベルタンの特別な生産者のルソーのグラン・クリュにも手が伸ばせました。個人的には、シャンベルタンに次ぐ印象の特級のマジですがこの位の熟成したボトルは久々で。透き通るように吸い込まれるボトルから透けるピノ・ノワールの色調に既に心は奪われております。非常に噛みしめるような肉付きの良い酒質は多彩な香りも合わせて素性の良さが隠し切れない素晴らしい1本。
強い味わいのものも必要なようで、ガヤのダルマジを。’83の熟成感はデキャンタージュで一気に花開く印象でした。僕のテイスティング時とはまるで異なるまろやかな円みに偶にはデキャンタージュの効果のほども認めてあげないと。
もし、ネッビオーロの熟成だったら 肩入れするイタリアの帝王がブルゴーニュの巨匠にも太刀打ち出来るだろうか?そんな興味もございましたが、原価的な下世話な内容を考えるとどちらも同等な数字でもありますが。
Sommelier R.Imamura