Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ハーフ・ボトルは

今日のお昼も暖かく、ようやく刷り上がった3月のダイレクト・メールを引き取りに。気が付けば、もう2月も終わったような展開で中々難しい月で有ったことは間違えないでしょう。
それにしても昨夜から、花粉症を感じ始め。特に失礼ながら昨夜はゲストのスーツから発せられた、おそらくは先に伺われていた鉄板焼き屋さんの香りが鼻腔を刺激し一時はくしゃみも。意外にも葉巻を燻らせることで、症状が緩和したのも気のせいだろうか?
で昨夜のブルゴーニュ
・Savigny Les Beaune Aux Vergelesses’90 Simon Bize
・Morey Saint Denis’99 Lucie et Auguste Lignier
何時ものムッシュは、最近は4月からの社会人スタートのお姉さんにご執心で。その為、残された時間ではないですが頻度は少しだけ。
それでも、残念なことにこのところは彼女のヴィンテージの’88ですらやや扱い難い状況もあるな。このところ’90でも熟成感を幾分理解いただけているだけに安堵もございましたが、決められた対価に対しては中々’80年代’70年代のブルゴーニュの赤は希少に成りつつある現状です。
そんな中でもこのところのヘビーローテーションのビーズのサヴィニー。年産10万本を彼らは様々なアペラシオンから白・赤含めて仕込んでいるようですが、僕ですらこの短期間に仕入れたボトル7本の内もう5本を抜栓してしまったので無くなる筈です。パトリックのお人柄には色々でしょうが、美しい果実味の詰まった彼のサヴィニーのプルミエは熟成して尚真価が発揮されており。
何か飲み足りない?そんな様子はどうやら僕にあったようで、お心使いが変わられず有難く。ハーフを振る舞っていただくような感じにもなりましたが、やはり若さは。ただただ、それでも若い美味しさとの表現に理解をいただけ幸いです。まま、このサイズのボトルの意味も合わせてご理解いただけていたようで。
それでも、このリニエの村名も酸とのバランスの非常に取れた秀作です。まま、これまた優良年の’99と言うのも所以でしょうが。

   Sommeleir R.Imamura