秋の紅葉シーズンに成り始めている感じでしょうか?流石に週末は観光の方が電車や祇園町でも南側では。
本日はお茶屋さんの売掛の回収に。風はひんやりながらも日差しが暖かく、偶にしか乗れないトライアンフには最高の季節。革のジャケットの必要もまだなく、厚手のスエットでも市内では。祇園町南側の風情にはそぐわないいでたちながらも、四条花見小路角の暖簾を潜り抜け。
で昨夜の何か落ち着かないフラストレーションの晩は
・Chateau Joanin Becot’03 Cotes de Castillon
・Cote de Rhone’98 E.Guigal
・Les Pagodes de Cos’94 St Estephe
秋風が吹き始めてからは、やや動きも感じ始めておりましたが昨夜は金曜とは思えないほど。
しかも、21:00の5名様のご予約は1時間の遅れにお席の都合上の受け入れられないゲストがあったこともストレスに。まま、読みが甘かったのは否めませんが。
カスティヨンの認められるシャトーのジョアナン・ベコ。何処かしらこのエリアの香りは青いメルローが全開で、苦手な存在ではありましたがブラインドではサンテミリヨンの上質なものにも匹敵するでしょうか。
まあ、訪問させていただきまた当主のジュリエッタさんの健康的な美しさに判断力もぶれているかもしれませんが。
’03は暑く焼けたヴィンテージ、そこにボセジュール・ベコの哲学が加わると努力も含めてやはりサラブレッドなのです。
アメリカの方は、やはりローヌが好きなのです。80歳とはおっしゃられましたが、定かではないのですが就寝前の1杯だったのでしょう。ただ、プレステージからいくとこのギガルのジェネリックの’98などは試される機会はなかっただろうな?きっと。もっとハイ・ランクのものだろうから。
後半はゲストを呼ぶ福の神ではなかった、葉巻屋さん。今宵の売り上げよりも彼に支払う仕入れの原価が多いのも怖い世界ですが、結局飲み友達に。
2級のコスデステュルネルのセカンドの’94。かなりしなやかに飲みごろを意識させ、そこにサンテステフのほろ苦いビターなニュアンスが寄り添う重質なクラレット。無論、紫煙が上がるのは言うまでもありません。
Sommelier R.Imamura