Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

進んでるな

予想はしておりましたが、早くもNYのレストランでI・Padを使用してワインリストを作成しゲストにサービスする店舗が。
約650種以上の銘柄をオンラインで、種別に明記し銘柄をクリックするとその概要の説明なども為されており。また、セラーの在庫とも連動しており棚卸にも便利な機能も兼ねているそうです。
以前IT関係の社長さんから、やんわりと勧めていただきはしたのですが元来の固い頭の僕はネガティブな部分を想定しすぎてあまり真剣には考えませんでしたが、実際の反応は如何なものなのでしょう?
話は変わりますが今回のワールド・カップの優勝の立役者のイニエスタ選手、母国のスペインでワイン造りをされるそうです。ボデガ・イニエスタなるワイナリー名にて。お父さんはバルを経営されておられ、これも起因する要素かもしれませんが。生まれ変わってもワイナリー経営は個人的には。
まま、これもまた楽しみな話題ですが。
で昨夜のブルゴーニュ
・Chambolle Musigny’89 Servelle Tachot
久々のお越しの医療機器メーカーの社長さん兼ソムリエのムッシュ、頻繁に海外出張などもあられ間が空き始めると。そんな彼ですが、何時もながら色々とお話は尽きないものです。
今宵は私自身もテイスティングを兼ねたシャンボール、’89のハーフが意外に安価なプライスだったのですがやはりか!そんな印象も。
ブルゴーニュのハーフは、中々見つからないもので実際に仕込んでおられる方も少ないでしょう。ボルドーならラフィットだってペトリュースだって仕込んでるのに。まま、生産数が異なりますが。
で今回の作り手は、どうも中々見かけないドメーヌでグラン・クリュのオファーも応えたのですがこのデミが正直必要だったのですが。随分と進んだ味わいで。’89は比較的纏まりのある優等生、そんな印象のヴィンテージですがそれにしても香りが随分と。甘みの要素は、それでも楽しめるもので。ゲスト・ソムリエさんは、シャンボールらしくない!でしたが僕的には’89らしくない!そんな押し問答もシガーの紫煙x2にて忘れ去られていき。
それ以上に、今宵の暇さを忘れてはいけないのですが。

              Sommelier R.Imamura