Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ありがとうございます

本日のお昼は、ジムから帰宅後に自宅裏庭の植木の掃除を。何しろばたばたとして裏庭の状況も想定してはおりましたが。薔薇のシーズンは穏やかになりましたが、何しろローズマリーが元気すぎてジャングル状態に。お隣さんにもご迷惑は重々でしたので、すみません。ハーブはお料理のアクセントにもなりますが、やはり雑草の部類は否めないですな。ただ、今回はその強い香りに蚊の襲撃は最小限でした。
で昨夜の極上の’73シリーズは
・Corton Clos de la Vigne Au Saint’73 Louis Latour
・Volnay Hospices de Beaune’73 Bouchard Pere & Fils
・Taittinger Brut’90
土砂降りの状況に昨夜の日本戦同様何とも芳しく無いカウンターでしたが、どうやら皆様示し合わせていただいたようで。
年に1度のことではありますが、そろそろ37にもなりますとお恥ずかしさもございまして。極力そんな話題は避けてはおりましたがミクシーのシステムには避けようも無く。
頂いたガヤのブルネロ’04を前座に。アタックの揮発するアルコール臭はやはり若さを表現しておりましたが、余韻の纏まりは流石のイタリアの帝王。
まま、恥ずかしいとは言いながらもヴィンテージ’73を2本も開けさせていただく辺りに甘えの感覚が明確に。合流されたマダムシェフが同級生と言うのも理由で。
ルイ・ラトゥールとブシャール、ネゴシアンのこの時期の評価は様々ではありますがドメーヌ・ラインのクロ・ド・ラ・ヴィーニュ・オ・サンと競売式のオスピスのヴォルネイでは概念も随分異なりますが。
まあ、どちらにしてもこのヴィンテージ’73に於いては個人的にはブルゴーニュボルドーよりも好意的な味わいで、美しさを表現してくれるものが多いような。ただ、後半の余韻の儚さは何時もながら。複雑な熟成香に支えられアタックの果実の甘みが、この’73の持ち味です。
また、お次はシャンパーニュの熟成を。流石にこちらも’73とは行きませんでしたが。今回のこの’90、やはり偉大なヴィンテージは全体のバランスが素晴らしく熟れて柔らかい泡立ちに変化しているものの後半の膨らみも円く上品に。ミレジム・クラスながらも上質な1本。
〆は頂いた北海道ワインさんのケルナーのノーブル。これまたエレガント。
有難うございます。