Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

今宵も偉大な

本日のお昼間も疲れはございましたが、せっせとワインを店舗に納入しに。今回はどうですかね?忘年会がらみの展開が見え隠れするドクターの皆様の動向次第ではありますがの3000mlのボルドーを。それと相変わらずのブルゴーニュのオールドは当然のように。
都合良くトライアンフにも久々にキックができ、寒空ながら近所をぐるりと気分転換に。
さて、昨夜も極上のワイン達が
・Clos de la Roche’94 Dujac
・Chateau Calon Segur’70 St Estephe 3000ml
・Volnay Caillerets’79 Bouchard
・Beaune Hospices de Beaune’67 Cuvee Dames Hospitalieres (Nicolas)
・Batard Montrachet’84 Leflaive
前半は何とも穏やかな展開ながらも、きっと中盤以降からと信じることの出来そうな雲行きでしたがやはり個人的にはどんなにおっしゃられても実際にお飲みに為られるまでは正直・・・・。そんなものかと。
かなり久々のご夫婦でした。絵に描いたような美男・美女のご夫婦でマダムはほとんどお飲みにはなられませんが、それでもお越しいただけるのは本当に有り難く。やや、高価なハーフになってしまいましたが特別なデュジャックのグラン・クリュはやはりセクシーに。
ここから中盤戦、そんな感じのマグナムのハート。確かに開けたては進みすぎ?そんな印象も徐々に華開く、それがまたボルドーの優良ヴィンテージでマグナムの所以かと。
今宵、2本を扱うことになったカイユレ。驚いたことにお二組とも酸のバランスに一言ございましたが、流石皆様伊達に色々お飲みいただいておらず。そんな感じでした。確かに今宵は幾分酸だった味わいを私自身も。それでも甘みとのバランスは中々では?
続いての’67のオスピスがこれまた素晴らしくカイユレが霞んでしまい。連日のオスピスのポテンシャルの高さにブルゴーニュの儚げながらも活き活きとした生命観を今宵も。
〆は勢いなのでしょうか?跪くバタール、’84は稀少かと難しいヴィンテージをそう感じさせない極上のルフレーヴは、やはり外さない特別な造り手でしょう。トロリとした黄金の液体からは今宵の全てがリセットされる優雅な遷ろいを。 Sommelier R.Imamura