Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

咲くでしょう

本日は暑いとまで感じさせられる日中で。これで一気に桜も咲き始めてくれるような気がしますが、どうやら祇園街はまだのようで。
お昼間のお買い物のジャスコさんでは、満開の桜がございましたがやはり日当たりの兼ね合いかな。
儚さを愛でる日本人の桜に対する感覚は、ヴィンテージワインの味わいにも通ずるそれで個人的には30代になってから何となく理解も。事あるごとに感傷的な気持ちにもなりますが、自宅前の琵琶湖の疎水の水も先日送水がなされ。毎年、ここに咲く桜の姿にしばし立ち止まってしまうことも。伏見のセーヌ川とはいきませんが、散歩がてらのお花見は中々のものです。
さて、乗り切れないような昨夜の金曜の晩は
・Auxey Duresses Les Damoiseaux’98 Manoir de la Bressandiere
・Santenay Les Caillerets’04 La Pousse d’Or
・Bourgogne Leroy Blanc’90
・Bourgogne Leroy Rouge’90
ドバイからの先日のマダムは今宵も。結局、飲み友達のような感じでもございますが、お隣のゲストも驚かれれるような感じでボトルを2本。まあ、半分ではきかないくらいは僕が飲んでもいましたが。
これからのグラス・ワインの予定のオーセ・デュレス’98はテイスティングも兼て。こんな機会は、大切でこの銘柄が先日の輸送トラブルのものですが意外に甘みが強く、酸は穏やか。ブルゴーニュと言うよりもカリフォルニアのスタイルを感じましたが、おそらく一般には受けるものかと。このあたりを仕入れてくるバイヤーの方々は流石だなと思わさせられます。
2本目はヴィンテージのチェックと申しますか、’04のプスドールを。正直、そろそろ’97をグラスはもったいなくも感じており。状態によっては’04に移行したく。まあ、贅沢なカイユレですので若さはややございますが十分な余韻の優雅さなのです。結局、こちらも空けてしまう流れで。
後半は何時ものムッシュが。うーん、今夜だったのですねお手持ちの’90の白に赤を合わせたお楽しみは。予定もしておりませんでしたので、セラーは鳴けてくるくらいの状況になりましたが何とか何とか。
期待通りながらも白がやや甘みに欠け。ただ、期待が大きすぎた為ではありますが。貴重な経験かと。 Sommelier R