Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

お帰りにて

月末のダイレクト・メールは、ほぼ800通を別納にて郵便局さんへ。もう少し厳密に仕分けをしていけば、こんな数には成らないのでしょうがまあ何かのご縁もございましょうし。
可能な限り伏見稲荷の郵便局さんへ。月1の纏まった数ですので、意味は有るかと。日頃から何の利益にもならない新札の両替ばかりの利用ですので。日曜や祝祭日でしたら中央に持って行ってしまうのですが。
さて、昨夜のワイン達は
・Hermitage La Chapelle’82 Paul Jaboulet Aine
・Clos de Vougeot’89 Alain Hudelot Noellat
・Chassagne Montrachet’79 Antonin Rodet
花粉症の症状に、萎えながら待ちに待ったと言う感じの後半のゲストで。あっという間の2月のような感覚は、後半のオリンピックの影響もあったかもしれません。
で深夜のムッシュは、久々に夜半の空腹が我慢出来ずにパスタを少し。ワインは最近ブルゴーニュからローヌへの移行も問題ないようで今宵もローヌの逸品を。偶には野獣の香りが湧き上がる、野趣溢れるものにも心惹かれます。全体で見ればやはりブルゴーニュの抜栓がダントツな数になるでしょうから、こんな方が増えられることも楽しく。ただ、ワイン自体の玉数にはナイーブな点もございましょう。
どちらかと言うとキム・ヨナさん的な妖艶な香りにプルーンのミキがつく奴ですな味わいは。
マダムの帰国に、やはりと言うか有りがたい限りです。旧正月をゆっくりとされたようですが、お二人のやりとりは相変わらずのご様子ながらも長い晩に。
お利口価格のユドロ・ノエラ、ですがグラン・クリュは流石に侮れないのです。ヴィンテージも’89であれば贅沢極まりない1本なのですが、他の造り手達と比べると何か彼らが可哀想になりますが。まだまだ、綺麗に熟成していっている段階でひねなど無縁ですが、膨らみのある果実の味わいに優雅な出で立ちを。
2本目は赤のシャサーニュ、大抵は酸に支配されてしまう印象が強いアペラシオンですが、この位の熟成でしたら十分に溶け込んで。まあ、それでも先のヴージョに比べればややスリムなこちらは真央ちゃんなのでしょうか。
何れにしてもお疲れさまでした。

       Sommelier R.Imamura