Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

寂しくも

本日のお昼間は、昨夜とは打って変わったお天気でしたので長男と祇園界隈のダイレクト・メールのポスティングを。何年も続けてはおりますが、効果のほどは未だ解かりませんが。
その後は店舗のエントランスと階段周りのお掃除も。こまめに手を掛けてあげれていないのは、お恥ずかしい限りですが洗い流すようにボトルに積もった汚れも何とか。
さて、2月の〆の週末は何とも寂しく厳しい雨に祟られたような
・Chassagne Montrachet Abbaye de Morgeot’00 Louis Jado
・Pommery Brut’90
先日のコシュ・デュリの’00も記憶に新しいですが、今宵も’00の白を。お忙しくビジネスの都合上、東京と大阪を行き来されるドクターはやはり霧の影響を受けられたお一人でした。まあ、それ以上に来る4月の都をどりのほうがお二人供に大変でしょうが。
それにしてもやはり若いながらも’00のブルゴーニュの白の出来は中々で。先日のムルソーペリエールも硬さの中にスパイシーな複雑な香りと味わいに凌駕されたものですが、南に下ると無条件に豊満に。8.5haからなるこのプルミエのシャサーニュとて侮れない膨らみに個人的には快楽的な解かり易さが。偉大なモンラッシェの名が加えられている為に白の意味合いが強くも感じられますが、アペラシオン的には赤のほうが多く生産されているという事実も面白く。
大切な顧客なだけに、やや寂しくもございましたがそれでもやはり他のワインバーさんにも行っていただいた上でのご支持がいただければ幸いです。まあ、今宵も1本飲まれた上に今週は3度のご利用ですので偶にはよそ様にも。そんなお気持ちも理解出来ます。
このポメリーの熟成したヴィンテージももう無くなりますね。随分、新年には在庫があったような気がしましたがいかにシャンパーニュが開けられているかが解かります。
蛇足ですが、シャンパーニュのコルクの上に金属製の王冠がはめられておりますがこちらをミュズレと言いまして。今回僅かではありますが、こちらの写真集と言いますかかなり多くを網羅した2010年版の書物が手に入っております。欧米にはこのミュズレのコレクターもおられ、事実私の顧客にも毎回お渡ししている方が。もし、ご興味おありの方がおられましたら、お譲りいたします。お声をいただければ。 Sommelier R